雪の中、静かにたたずむ合掌集落の風景を見てみませんか?
日本の原風景と呼ばれるところはいくつかありますが、合掌造りの建物が立ち並ぶ風景もその中の一つです。そんな風景が今も残る五箇山(ごかやま)では冬になると多くの雪が積もり、静寂が支配するモノクロームの世界の中に美しい風景が広がります。
今回はそんな冬の五箇山の風景をご紹介します。実は新幹線を降りてから1時間ちょっとでこの素敵な風景が見られるんですよ!
未来に残すべき日本の原風景の一つ、合掌造りの建物が立ち並ぶ五箇山
五箇山(Yahoo! 地図情報)は、富山県の南部、岐阜県との県境に接した南砺(なんと)市の山間にあります。周囲を山に囲まれた五箇山にあるのは、茅葺き屋根の「合掌造り」の建物が立ち並ぶ風景。日本の農村の原風景とも言える茅葺き屋根の建物がまとまって立ち並ぶ姿は、日本国内でも数少ない存在です。
その中で五箇山は冬の豪雪に耐えるため、屋根の傾斜をきつくして雪が長い間積もったままにならないよう設計された独特の「合掌造り」の形になりました。この形の建物は五箇山と県境を挟んだ白川郷(岐阜県)でしか見ることができないとても稀有なものです。
この貴重な景観を未来に引き継ぐべく、五箇山の合掌造り集落は白川郷と共に1995年に世界文化遺産に登録されます。現在ではどこか懐かしい風景を見てみようと国内外から多くの観光客の方が訪れるようになりました。
それでは、冬の五箇山・合掌集落の風景を見に行きましょう。次ページに続きます。