氷のベッドに宿泊!? 雪でつくられたお城"ルミリンナ"(2ページ目)

一生に一度は体験してみたい！マイナス5度の氷のベッドで宿泊

ルミリンナの夜ならではのお楽しみは、雪で作られた部屋の中で、氷のベッドに寝そべって朝を迎える雪のホテル宿泊体験。室内温度はなんとマイナス5度！ けれどもちろん、ベッドの上には暖かな毛皮が敷かれ、さらにその上でしっかりした寝袋にくるまって寝るのでご安心を。このひんやりとした空気にさらされながらの睡眠は、むしろ快眠を誘ってくれるのだそうですよ。ホテルの部屋の壁も一室一室違ったレリーフアートが施されており、部屋のタイプもシングルから最大5人で寝られる部屋まで用意されています。よりムーディでリッチな雰囲気を楽しみたい人には、スーペリアルームもあります。

別館にあるフロントでチェックインを済ませると、スタッフがまず寝袋の使い方をレクチャーしてくれます（寝袋自体はすでに部屋に用意されています）。寝袋さえ利用すれば、寝る間にコートなどを着こむ必要はありませんが、パジャマよりは少し暖かめの格好で寝るのをおすすめします。手袋と帽子、靴下は必ず着用しましょう。また、別館への移動の際にはコートやジャケットが必要になると思いますが、これらも寝ている間に部屋に放置していては凍ってしまうので、寝袋とベッドの間に挟んで保温しておきます。

寝室に手荷物を持ち込んでしまうと一晩で凍ったり故障してしまう危険性があるので、荷物や貴重品は同じく別館にあるロッカーに預けてしまうのがベター。携帯電話や財布、コンパクトカメラであれば、自身の寝袋の中に潜ませることで凍結を回避することができます。寝室の利用は21:00以降いつでもOKですが、部屋は就眠以外の目的でくつろぐには寒すぎて向かないので、別館でコーヒーでも飲みながら寝るまでの時間を快適に過ごし、眠気がやってきたら、いざ雪の寝室へと向かいましょう！

気をつけたいのは、トイレはフロントのある別館にしかないので、どうしても行きたくなったら一度外を通って別館に移動しなければならないこと。寝室に向かう前に済ませておくことをおすすめします。また、この宿泊施設内にはシャワーがないので、チェックインの際に近隣の公営プールのシャワー＆サウナ利用チケットが渡されます。公営プール（Kemin uimahalli）までは、ホテルのフロントから徒歩約5分。平日は7:00～20:30まで開いていますが、週末は土曜日12:00～16:30、日曜日9:00～16:30と、営業時間がかなり短縮されるので、利用しそびれないように注意を。また、タオルは貸してもらえますが、シャンプーなどのアメニティは持参しましょう。翌朝の朝食は、フロントのある別館に用意されています。

冬のフィンランドならではの、ひと味違った宿泊体験をしたいなら、ぜひスノーホテルへの宿泊にもチャレンジしてみてください！

＜DATA＞
■Lumiinna（ルミリンナ）
住所：Kauppakatu 29, Kemi
アクセス：ケミ鉄道駅から徒歩20分
TEL：+358 (0)16 258 878
2016年度開催期間：2016年1月24日～4月10日 毎日10:00～18:00
※開催期間は年によって変わるので、ウェブサイトでご確認ください
入場料：1日券15ユーロ（11歳以下7.5ユーロ）、2日券20ユーロ（11歳以下10ユーロ）
※レストランやホテルの利用料は別途

■Lumihotelli（ルミホテッリ／スノーホテル）
住所：Kauppakatu 29, Kemi（ルミリンナ敷地内。
フロントがあるのはLinnanAittaという木造の建物）
TEL：+358 (0)16 258 878
予約時のメールアドレス（レストラン予約も同様）
：sales@visitkemi.fi
チェックイン：10:00 （寝室への移動は21:00以降）
チェックアウト：10:00
料金：シングル155ユーロ～、ダブル1人あたり125ユーロ～、5人部屋1人あたり125ユーロ～（週末料金あり）

※冬のケミでは、ルミリンナ観光・宿泊や砕氷船クルーズと併せて楽しめる、ハスキーゾリやアイスフィッシングなどのアクティビティも連日催行。詳しくはウェブサイトのウィークリー・プログラムの項目でご確認ください