夜は点心一個からオーダーできる隠れ家店「利苑・蔵楽坊」

蔵楽坊点心

夜に「ちょっとだけ飲茶」もできる貴重な一軒。楊枝甘露やなど、甘さ控えめの広東スイーツも揃っています。


知る人ぞ知る店として、地元のお客さんで賑わっているのが利苑・蔵楽坊。以前は「蔵楽坊」という名前で長楽路にあり、在住外国人にも知られる店でしたが、2015年7月に北京西路に建つビルの26階にひっそりと移転。暗めのトーンでまとめられた独特の雰囲気のインテリアです。

この店では広東出身のベテランシェフによる創作点心が味わえます。冬虫夏草のスープに浸したエビ蒸し餃子、ウズラの卵入りシュウマイなど、どれもひとひねりきいていますが、モダンすぎず地に足の着いた味わい。平日は14時まで、土日は16時まではリーズナブルな昼価格になります。点心だと20~30元、料理は30~60元くらいのものが多く、コスパの高い飲茶ランチができます。

蔵楽坊店内

天井から大量のティーポットの照明が下がる独特の空間。

夜は料理が中心ですが、点心も一部出しています。面白いのは、夜だといくつかの点心が一個単位(12元~)でオーダーできること。スイーツと点心をひとつずつ組み合わせたセットもあり(各36元)、少しだけ食べたいときに便利です。ワインも充実しており、創作点心をつまみにワイン、という楽しみ方もできます。


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■利苑・蔵楽坊
住所:静安区北京西路1068号 銀発大厦26F
TEL:021-6256-7777
営業時間:11:00~14:00、17:00~22:00 無休
アクセス:地下鉄2号線「南京西路」駅より 徒歩5分



一日中カジュアルに飲茶を楽しめる「香港百合居」

百合居内観

オープンキッチンになっているダイニング。200席ある広々とした空間です。

現在の飲茶ブームを象徴する一軒といえるのが、2015年10月にオープンした香港百合居。上海の会社が手がけており、飲茶をテーマにしたレストランです。夜も点心が充実しているため、地元の若い人に人気です。

観光エリアからは少し外れるものの、南豊城というショッピングモール内にあり、ファミレス的な感覚で気軽に立ち寄れるところがポイント。広いテラス席も備えています。

点心類の値段はどれも30元前後。食事類は香港スタイルのお粥やワンタン麺が中心で、前菜などの料理は上海系のものが充実しています。点心師は広東料理の有名店「利苑」で修業経験のある本格派です。

百合居点心

点心だけで30種類以上。見た目も可愛い桃の形の点心も。

ちなみに、中国語の飲茶のメニュー名で知っておきたいのは「腸粉」。腸粉とはお米の粉を蒸してクレープのように具を巻いた点心のこと。巻いた形が腸のように見えるだけで、腸は使われていません。美味しい広東点心なので試してみてください。また、お粥のメニュー名で見かけることの多い「田鶏」も知っておきたいワード。鶏ではなくカエルです!

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■香港百合居
住所:長寧区遵義路150号 虹橋南豊城北区三期601
TEL:021-6273-0533
営業時間:11:00~22:00 無休
アクセス:地下鉄2号線「婁山関路」駅より 徒歩7分


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