熱帯魚/金魚の飼い方

金魚の飼育、3点セット!

金魚の飼育には、まずこの3点が必要となる。飼育の基本なので、初心者の方は是非理解してほしい。標準的な金魚の飼育に照準を合わせ、器具のイロハを解説。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

金魚を飼うのに必要な道具


金魚を飼育する際、最低限必要となるのが以下になる。この他にも雑多なアイテムが必要だが、飼育の基本はこの3点。

  • 水槽
  • ろ過器
  • 照明

少々乱暴な言い方だが、これだけあれば取り敢えず金魚は飼える。あくまでも、取り敢えずだが。では、それぞれについて。金魚を飼うために必要な、基本的な要件について解説していこう。

水槽
金魚を飼育するには、60×30×36cmのガラス水槽が最低限必要になる。それ以上大きいに越した事は無いが、それ以下では一時的なストックにしかむかない。

水槽


言わずもがな、魚を入れる容器のこと。これが無くては、金魚の飼育は始まらない。本編では、一般的な飼育を前提に、水槽での飼育を念頭に進めていく。拠って、バケツなどの容器。屋外でのプラ船での飼育は、考慮にいれていない。

さて、水槽と一口にいっても、ガラス製、アクリル製など幾つかの種類がある。それぞれに長短はあるものの、120cm以上の大型水槽を考えているのでなければ、ガラス製のものがベストだろう。トータル的に長短を比較した場合、アクリル製の水槽は選択肢から除外しても良いだろう。

一般的な金魚を鑑賞目的で数匹飼育したいのであれば、横幅60cmの標準水槽(60×30×36)がコスト的にも、管理のしやすさからもお薦めできる。欲を言えば、90(横)×45(高)×45(奥)cm以上の水槽があると、色々な種類の金魚を成魚サイズまで飼育することが可能だ。

金魚が20cm程度には成長することを考えると、60cm標準水槽以下の水槽は、一時的なストックにしか向かない。また、金魚は大食漢なので、自ずと排泄量も多くなる。つまり、水が直ぐに汚れてしまう。そのような面からも、60cm以下の水槽での飼育は、余りお薦めできるものではない。

また、日本古来の金魚鉢。一時のオブジェとしては魅力的だが、実際は飼育に適さない。
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