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下町ロケットで爪痕を残す個性派俳優(2ページ目)

第一部の「ロケット編」に続き、第二部の「ガウディ編」の視聴率も絶好調のドラマ『下町ロケット』。月曜日のオフィスや飲み会で話題に上ることも多いのではないでしょうか。主演の阿部寛さんをはじめ、実力派の俳優が多数出演している本作ですが、サブキャラとして光を放つ俳優さんたちのこと、あなたはどの位ご存知ですか?

上村 由紀子

執筆者:上村 由紀子

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第二部の「ガウディ編」で、佃製作所の夢を姑息な手段で潰しにかかるヒールチーム。ボスは世良公則さん演じるアジア医科大学の貴船教授と、小泉孝太郎さん初の悪役、サヤマ製作所・椎名社長の二人ですが、周囲の面々もかなりHOTなメンバーが揃っています。

『下町ロケット』ヒール軍団
篠井英介・瀧川英次・石井一孝

まずは医療関係の許認可を司るPMEAの専門員・滝川役の篠井英介さん。篠井さんは1987年に木原実さん(お天気キャスターとしても有名ですよね)らとネオ歌舞伎「花組芝居」を旗揚げし、女形として活躍。現在は多くのドラマに出演しながら、大谷亮介さん、深沢敦さんと結成した「3軒茶屋婦人会」でも数年に一回のペースで公演を打っています。

当初は佃製作所に人工心臓弁の共同開発を依頼しながら、あっさりとサヤマ製作所に乗り換えた日本クラインの藤堂を演じる瀧川英次さん。ドラマ内では上司・久坂役の平岳大さんにへつらい、眼鏡の奥の目が常に冷たく光る演技が印象的ですが、実際は俳優業と並行し「なんでも添削家」の「赤ペン瀧川先生」としても活躍するマルチプレイヤーです。スライドと赤ペンを武器に、どんな事でも「添削」=「ツッコむ」姿はライブでも大好評。舞台では「七里ガ浜オールスターズ」を率いながら、東山紀之さんと坂本昌行(V6)さんのW主演で話題になった『フランケンシュタイン』や、東宝『宝塚BOYS』などにも出演している実力派です。

第一部の「ロケット編」で、真摯に技術を追求する佃製作所の姿勢に打たれ、佃航平ともどこか友情のようなものが芽生えた帝国重工の宇宙航空部部長・財前(吉川晃司)。その財前に何かとたてつき、サヤマ製作所と組もうと画策するのが、宇宙航空部調達グループ部長・石坂ですが、この石坂を演じているのが”ミュージカル界一熱い男”とも評される石井一孝さん。

『レ・ミゼラブル』のマリウス役でミュージカルデビュー。その後35歳でジャン・バルジャンを演じ、現在ではミュージカル作品を始め、多くの舞台で長身と美声を活かしたキャラクターを多彩に演じています。

この他にも、佃製作所営業第二部長・唐木田役の谷田歩さんや、サヤマ製作所開発部マネージャー・月島役の福田転球さんら、舞台発の個性派俳優が多数出演している『下町ロケット』。彼らが持つ人間臭さや地に足の着いた演技が、ものづくりの現場で日々を生きる登場人物たちに深みを与えている事は間違いありません。

最終回に向かってますますヒートアップが期待される本作。サブキャラたちの熱い演技もお見逃しなく!

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