世界で二カ国目の上演

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初日前に行われた囲み取材より。左から、浦井健治、知念里奈、井上芳雄、笹本玲奈、香寿たつき
5月6日。ゴールデンウィークの最終日となるこの日、日比谷・帝国劇場で、『ルドルフ―ザ・ラスト・キス』が開幕しました。2006年にハンガリー・ブタベストで初演された同演目の上演は、日本が世界で二カ国目となります。といっても、宮本亜門(演出)ら製作スタッフにより、台本、舞台装置など、大幅な変更が加えられており、仕上がりは、ハンガリー版とは、まったく別のものになっているそう!

日本初演! ということはもとより、8年前、ミュージカル『エリザベート』のルドルフで初舞台を踏んだ井上芳雄が、今回は、別の作者の別の作品で、同じルドルフを演じるという点でも注目を集めていました。

初日直前に行われた囲み取材では、「以前(『エリザベート』では、出番は20分くらいでしたが、その反動か今回はほとんど出ずっぱりです」と井上。「すごいものができあがっているので、お客さまにお見せするのが楽しみです」と、作品の仕上がりにも自信をのぞかせていました。

ワイルドホーンならではの、ドラマチックが楽曲!

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意匠をこらした舞台装置は、一ヶ月の公演ではもったいない! と思うほど!
舞台の感想はというと、まず幕が開いてすぐにゴージャスな舞台装置に一気に作品の世界──19世紀のウィーンに誘われました。また、ハンガリー版では、人形遣いだったファイファー役を、手品師に変更するなど、日本版ならではの演出も随所に。ベテランの壌晴彦が演じるフランツ・ヨーゼフ皇帝(ルドルフの父)の存在感もさすがでした。

何より、印象的だったのは、フランク・ワイルドホーンの楽曲。『ジキル&ハイド』など、多くのブロードウェイ作品を手がけている作曲家ですが、ドラマチックな曲が多く、観劇から一日経った今も頭でメロディが流れている状態です。

早くも週末には、また、劇場に足を運んでしまいそう!?


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というわけで、お待ちかね? 次ページからは、初日に先立って行われた公開稽古の模様を写真でレポートしていきましょう。