4人の子供と3LDKで心地よい暮らし
DIYで好みのインテリアにカスタマイズしているLDK
今回は子供と一緒に楽しく暮らすために整理整頓に目覚め、収納コンサルタントの資格もとった朋子さんの家を見せてもらいました。
【INDEX】
散らかりやすいLDにウォークイン収納
「出先で下の子が熱を出したときに、留守番をしていた息子に診察券を病院まで持ってきてもらったことがあるのです」と朋子さん。リビングにあるウォークイン収納の扉にウォールポケットが吊り下げられていて、そこに診察券が入れてあるのです。「家族の誰もがモノの在りかを知っているのは大切なことだと実感した」と朋子さんは言います。マンション購入時にご主人がオーダーしたウォークイン収納。リビングに隣接する和室への動線を考えて隅切りをした形になっている
中段の書類ボックスには取説、紙袋、仕事関係の書類を収納。処理待ちのモノは箱の中に入れて、作業を忘れないようにしている。下段のカゴには紙ごみをIN
天井の梁に突っ張り棒を渡して、壁クロスなどをストック(上)。床の空きスペースには季節家電を収納
よく使う1軍の道具はプラボックスに。上段ではアルバムを保管
DIYで大好きな部屋づくり
「もともと雑貨が大好きでいろいろ飾りたいのですが、部屋を片付けやすくして、子供たちと楽しく賑やかに暮らすことを優先したい」と語る朋子さん。整理収納の資格を取って以来、モノも空間も大幅に見直した結果、広い家に引っ越さなくても暮らせるという自信がついたそうです。部屋が広く感じるのは何故?「背の高い家具を置いていないから」という朋子さん
ダイニングカウンターのモザイクタイル貼り、壁のペイント、PCワーク用のミニカウンターの取り付けなど、DIYでインテリアをセンス良く仕上げている
壁に鳥のオブジェを、ペンダントの笠にはグリーンを(左)、インターホンやスイッチプレートまでも飾りの構図に取り入れて(右)
ダイニング廻りはリビングボードで収納
子供と暮らす家では、ダイニング周辺も散らかってしまいがち。金内家では、リビング納戸だけで片付くのでしょうか?「子供が4人いるので、細かいことまでは要求しないことにしています。ただし、使い終わったら戻すというのが子供たちとの約束です。でも、しまい方は子供にお任せ」と朋子さんは言います。それにしてもダイニング収納と言えるのは、小さくておしゃれなリビングボードだけ。それでも片付くのは、モノの住所をしっかり決めていること。中央の引き出しには文具とダイニングで子供が使うモノ、左の棚には書類、右の棚は図書館コーナーといった具合に、場所ごとにモノの定位置が守られています。
細かい文具は小さなプラケースを使って、使用頻度別に上下2段(上)、ノート類はそのまま入れるだけなので子供が片付けやすい
よく使う書類は種類別にボックスで整頓して、プリントや郵便物の一時置きは上にあるカゴにIN(上)、図書館で借りた本はカードと手提げバッグと一緒に収納(下)
隙間に入るスリムなゴミ箱は、キャスターつきなので掃除機がけがしやすい(左)。テーブル下に突っ張り棒2本を渡して布を張ってハンモック状に(右)
作業の流れに沿った定位置設定
多くの家庭を悩ましているのが書類の整理。子供のプリントや郵便物などが、毎日のように増えて溜まっていくのです。子供が4人いると、その人数分のプリントを整理するのに手を焼くはずなのですが、「24時間以内に処理します」と言う朋子さんは、どんなやり方をしているのでしょうか。カウンター下にあるPCコーナーのカゴ→リビングボードのトレイと書類ボックス→ゴミステーションへ。どこでどんな作業をするのかが分かりやすい仕組みになっている
このように、書類整理の流れに沿って置き場所が決まっていると、自然と片付くようになるというわけなのです。いったん入れておくためのカゴ、保管と使用中のボックス、ゴミステーションのカゴ、それぞれの中身が目に見えて分かるので、満杯になる前に手を打てることでしょう。場所と入れ物をきちんと決めておくことが大切なのだと分かります。
金内朋子さんの著書「散らかし屋さんが片づけたくなる部屋のつくり方」ワニブックス
【取材協力】
金内朋子さん 整理収納コンサルタント
「Cassa com 整理収納でかなえる豊かな暮らし」
http://ameblo.jp/gazpacho2001/
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