宝厳院
最初にご案内するのは、1ページ目で紹介した天龍寺の塔頭(たっちゅう)、宝厳院(ほうごんいん)。このお寺では毎年、紅葉の季節のライトアップが行われます。回遊式庭園 「獅子吼(ししく)の庭」 には多数の紅葉が植えられており、かなり見応えがあります。
宝厳院「獅子吼(ししく)の庭」のライトアップ
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■宝厳院
住所:京都府京都市 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
アクセス:嵐電「嵐山」駅から徒歩3分
地図 → 宝厳院ホームページ
落柿舎
落柿舎は、常寂光寺のすぐそばにある、松尾芭蕉の弟子、向井去来(きょらい)が住んだ草庵の跡。田園風景の中に、ひなびた茅葺き屋根がポツンとあるのが、なんとも味わい深く感じます。落柿舎
落柿舎の建物入口には、笠と蓑(みの)が掛けられていますが、これは、かつては主人の在庵を知らせる印だったそうです。
落柿舎建物入口の笠と蓑
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■落柿舎
住所:京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20
アクセス:嵐電「嵐山」駅から徒歩20分
地図 → 落柿舎ホームページ
祇王寺
しっとりとした嵯峨野の情緒がいっそう深まる奥嵯峨の地に、ひっそりとたたずむ小さなお寺、祇王寺。白拍子の祇王は、平清盛の寵愛を受けましたが、仏御前(ほとけごぜん)という別の白拍子に清盛の寵愛が移ると、世をはかなみ、若くしてこの地に隠棲したという悲しい話が伝わります。
奥嵯峨の祇王寺
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■祇王寺
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
アクセス:嵐電「嵐山」駅から徒歩25分
地図 → 祇王寺ホームページ
清涼寺
清涼寺は別名「嵯峨釈迦堂」とも呼ばれます。本尊の釈迦如来像(国宝)は、37歳当時のお釈迦様の生き姿を刻んだもので、インドから中国を経て日本に伝わったことから、「三国伝来の釈迦如来」と呼ばれます。本尊は秘仏で、春(4月、5月)と秋(10月、11月)のみ特別公開されます。
清涼寺(嵯峨釈迦堂)
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■清涼寺
住所:京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
アクセス:嵐電「嵐山」駅から徒歩15分
地図 → 清涼寺ホームページ
直指庵
北嵯峨の山里の風景の中に溶け込むようにしてたたずむ直指庵(じきしあん)。四季の花や晩秋の紅葉の名所として知られます。嵯峨で最も北に位置するという美しい竹林の小径を歩くと、心が洗われる思いがします。北嵯峨の直指庵の竹林
北嵯峨の直指庵
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■直指庵
住所:京都市右京区北嵯峨北ノ段町3番地
アクセス:嵐電「嵐電嵯峨」駅から徒歩33分
地図 → 直指庵ホームページ
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