「京都三大祭り」観覧のポイントを徹底解説

年間300余りの祭りがあるとされ、祭りの数が多いことで知られる京都。その中でも"京都三大祭り"といえば、「葵祭」(上賀茂神社・下鴨神社 5月15日)、「祇園祭」(八坂神社 7月いっぱい)、「時代祭」(平安神宮 10月22日)のこと。これに「五山送り火」を加えて"京都四大行事"ということもあります。

今回は、"京都三大祭り"の観覧のポイントを解説したいと思います。

京都三大祭りの概要

京都を代表する3つの祭りですが、それぞれ歴史の長さも祭りの性格も全く異なります。まずは、三大祭りの概要をお伝えします。

【葵祭】三大祭りの中で、最も古い歴史を持つ風雅な祭り
2017年5月15日開催

【葵祭】華麗な平安装束に身を包んだ人々の行列

【葵祭】華麗な平安装束に身を包んだ人々の行列


毎年、5月15日に行われる「葵祭」は、上賀茂神社と下鴨神社の例祭。祭りの起源は、今からなんと約1400年前の欽明天皇(在位539~571年)の頃。三大祭りの中で、最も古い歴史を持ちます。

平安貴族そのままの衣装で着飾った、500名以上の人々の行列が京都御所を出発し、下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かいます。「葵祭」の観覧のポイントはP2をご覧ください

【祇園祭】7月丸々1ヶ月かけて行われる京都最大の祭り 
祭りのハイライト、山鉾巡行は2017年7月17日・24日開催
【祇園祭】最大12トンにも及ぶ巨大な山鉾が京都の街中を行く山鉾巡行

【祇園祭】最大12トンにも及ぶ巨大な山鉾が京都の街中を行く山鉾巡行


祇園祭は八坂神社の祭礼。なんと、7月丸々1ヶ月かけて行われる、京都最大の祭りで、"日本三大祭り"の一つにも数えられています。

「祇園祭」の起源は、平安時代の貞観11(869)年に全国で疫病が発生したときに、疫神を鎮めるための祈願をしたのがはじまりとされ、1100年以上の歴史があります。

祭りのハイライトは華麗な「山」や「鉾」が街中を巡行する「山鉾巡行」で、2014年からは7月17日の前祭巡行(23基の山鉾)と24日の後祭巡行(10基の山鉾)の二度の巡行が49年ぶりに行われるようになりました。「祇園祭」の観覧のポイントはP3をご覧ください

【時代祭】華麗なる時代絵巻は、見るのが楽しい!
2017年10月22日開催
【時代祭】まるで時代絵巻!明治から平安時代までの衣装を着た人々が次々と登場

【時代祭】まるで時代絵巻!明治から平安時代までの衣装を着た人々が次々と登場


「時代祭」が行われる10月22日は、京都の誕生日(平安京に遷都された日)。「時代祭」の歴史は他の2つの祭りに比べると比較的新しく、明治28年に平安神宮が創建されたのを機に、京都市民あげて始められました。

明治維新時代から平安京に都が遷された延暦時代に至るまで、各時代の衣装を着た総勢およそ2000名の行列が京都市街を練り歩くのは圧巻の一言。見るのが楽しい祭りと言えるでしょう。

各時代の行列に使用される衣装や祭具のひとつひとつまで厳密な時代考証を元に製作されているのも特徴です。「時代祭」の観覧のポイントはP4をご覧ください

次のページからは、各祭りの観覧のポイントを見ていきましょう。