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愛宕山・愛宕神社に行ってみる 火災に遭わない神様?!

愛宕山頂の愛宕神社は、防火鎮火の神様。京都にはここの御札『火廼要慎(ひのようじん)』が貼ってある家庭も多く、「あたごさん」の名で親しまれています。私もダイエット&運動不足解消を兼ね、参拝してきました。

執筆者:梅津 真理


右京区にある愛宕神社は、防火鎮火の神様。約1300年の歴史をもち、全国に800程もあるといわれる愛宕神社の総本山です。京都には、ここの御札『火廼要慎(ひのようじん)』が台所に貼ってある家庭も多く、「あたごさん」と呼ばれ、広く親しまれています。

ただ……この愛宕神社を参拝するには、ちょっとした根性が必要なんです(苦笑)。なぜなら標高924mの愛宕山頂にある神社だから。つまり参拝するためには、山登りをしなければならないんですっ!! これが、私みたいな体力ナシ人間にとっては、ひじょ――にツラい(泣)。

しかし私も、美容と健康が気になるお年頃。ダイエット&運動不足解消を兼ね、登山&参拝してきました。(ちなみに大学時代、山登りクラブに在籍していたダンナは「こんなの、丘みたいなモンだ」とほざいてた。ぐやじ~い!)

というワケで。愛宕山登山&愛宕神社参拝レポートをおとどけします!

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1.辛くて長い愛宕神社までの登山道…1p.
2.ついに山頂。そして愛宕神社へ参拝…2p.

1.辛くて長い愛宕神社までの登山道

●さぁ、清滝の登山口よりスタート!
登山口
▲表参道の登山口
お助け水
▲お助け水

愛宕山には登山ルートがいくつもありますが、私達は清滝からの表参道を使いました。この日は天気もまずまず。登山者も多かったです。

実は私、愛宕山は4回目。なので、さすがにペース配分が分かっているのですが……最初に登った時はヒサンな状態に。何たって、初めに飛ばし過ぎて、ゲロ吐いたくらいですから(苦笑)。自分のペースで登ることが大切、ムリは禁物ですね。

登山口の鳥居をくぐり、いざ出発! 登り始めてすぐのところに『お助け水』なる涌水が。長い道のり、がんばっていきましょう。


●三合目。最初は急な坂つづき
三合目
▲三合目
最初のうちは、ずっと急坂がつづきます。そして、特に見晴らしがいい場所もありません。日頃ほどんど運動をしない私は休んでばかりの超スローペース。

なので、中高年のハイカーグループ、若い男性グループ、若いカップルなど、たくさんの老若男女が、私を追い抜いていきました。中には部活のトレーニングなのか、ランニングで登っていく中高生グループも! 若いって素晴らしい……。しかし、こんな私でも、何とか三合目に到着できました。


●五合目。愛宕山に“赤ちゃんを背負ったお父さん”が多い理由
五合目
▲五合目
祠
▲こんな祠も……

その後も登り続け、五合目小屋に到着。小屋には、赤ちゃんを背負った若いお父さんの姿も。愛宕山には、赤ちゃんや幼児づれで登るファミリーも多いのです。

なぜなら、この辺りには「三歳までに愛宕神社に参拝すれば、一生火難に遭わない」という言い伝え(民間の言い伝えなんでしょうか?)があるから。そういえば「山登りは大嫌いだ!」と公言していた私の友人でさえ「しょうがなく、子どもを連れて登ったよ」と言ってましたっけ(苦笑)。

五合目を過ぎたあたりから、少しなだらかな坂がつづきます。落雷で割れたと思われる大木のそばに祠がある、ちょっとした神社のような場所も。


●七合目。見晴らしの良さに、疲れも一瞬ふっとぶ?!
七合目
▲七合目
景色
▲七合目からの眺め。市内を一望!

七合目に到着。ここは、とっても眺めがよい!! 市内が一望できます。ミニチュア模型のような街並みを見ていると、あぁ、高いところまで登ったんだなぁ、とワクワクします。私達以外にも、たくさんの登山者が休憩していました。


●ついに山門到着!
山門
▲山門
七合目を過ぎてから、またまた急坂! 疲れた体には、かなりこたえます。足もひじょ――に痛く、上がらなくなってきました。頑張れ、頑張れ……と、自分を励ましつつ登ります。

そして、ついに黒っぽい山門が見えてきました! う、うれしい~~!!

神社とその周辺については、次ページで。


【2ページ目】は「ついに山頂。そして愛宕神社へ参拝」について
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