映画ライターのお仕事とは?

映画ライターってどんな仕事?

PC持ち歩きで取材後すぐに入稿しているライターさんも!

映画ライターとは、さまざまな媒体(Webサイトや新聞・雑誌などの紙媒体)に映画に関する記事を掲載し、映画と映画関連情報を読者に伝えるのがお仕事です。映画は毎月たくさん公開されており、みなさん「どの映画を観ようかしら?」と悩んだりすることあるでしょう。また過去にも膨大な数の映画があり、「どの映画を借りたらいいかわからな~い」ということも。

そんなときに「これいいよ!」とオススメされたら「ちょっと観てみようかな」と思いませんか? そんな風に読者のみなさんに映画に興味を持っていただけるように記事を工夫して書くのが映画ライターの基本的なお仕事です。
映画ライターの主な仕事には、以下3つがあります。

・最新映画を試写を観て映画レビューを書く。
・最新映画の監督や出演者のインタビュー記事を取材して書く。
・過去の作品の紹介記事を書く。


ほか、海外のプレミアや映画祭のために海外へ行って取材するのも映画ライターの仕事ですし、劇場プログラムに寄稿することもあります。なかにはテレビに出演して、最新映画について語ったりする映画ライターもいます。
 

映画レビューと取材について

◆映画レビューの場合
映画ライターの仕事について、細部は各々違うと思いますが、ざっくりいえば以下の手順で進められていると思います。
映画ライター

試写状はこのようにハガキで届きます。どっさり!

・映画会社から試写状が届く。
・試写状をチェックして、自分のスケジュール帳を試写のスケジュールで埋めていく。
・試写を観て、自分がお仕事契約を結んでいる媒体の編集者と相談の上、執筆するか否かを決める。
・締切りまでに執筆をする。


試写で観た映画についてすべて執筆するかというと、そういうことはなく、私は自分の執筆媒体の読者が好きそうな映画、見てほしい映画を選びます。ちょっとタイプが違うかな~と思っても、読者に「見てほしい!知ってほしい!」と思えば、編集者に「超オススメです!」と伝えます。

掲載する映画について、ライターにお任せの媒体もあれば、編集者が決める媒体もありますが、基本的に相手の仕事の進め方にライターは合わせます。

また企画ありきの場合、試写を観て「この映画なら、こういう切り口でいける」とライターが考えて企画を提出し、OKならば執筆ということも多いです。Web媒体はこういった企画提出で執筆できるか否か決まることは多いですね。

ちなみによく聞かれるのが「年間何本観ていますか?」というもの。これアピールポイントになると思うのですが、私は大雑把な性格なので年間何本見ているかサッパリわからない(汗)。300本くらい観ていると「凄いだろ!」と言えそうですが、たぶんそこまでは観ていないと思う……すみません。

◆取材の場合
「●●の来日インタビューができます」「プレミアがあります、記事にしますか?」など取材できそうな案件を媒体側に企画提出をして、OKが出たら、取材セッティングを進めます。
映画ライター

インタビューはノートにメモ&録音もする。。。私の場合。

・記者会見、レッドカーペット取材:出席の連絡をしたら、当日スケジュールに沿って取材を進める。取材が終わったら入稿。
・インタビュー:最新映画のプロモーションの取材ができるかどうか確認をして、媒体がOKであれば、取材セッティングを進めて、取材→入稿。

インタビューするときは、事前に質問を考えていきます。会話のキャッチボールなので予定通りにはいきませんが、とりあえず考えてメモをしてあるということで、話を途切れさせずにすみますし、安心感も得られます。また取材対象者とは大抵、初めましての関係なので、礼儀正しくというのは常に心がけています。

あとインタビューすると、取材対象者のいろんなことが見えるのがおもしろいです。頭の回転が早い、独自の視点を持っている、聞かれたことに的確、ガードが堅いなど。ガードが堅い人は優等生的な発言が多いので「でも本当は違うんじゃないの~?」と堅い扉をこじ開けなければならないのが大変です。でもこじ開けて、その人ならではの言葉をもらえたときなどは、やっぱりうれしい! 逆に「ダメだ~玉砕……」ということもありますが。

そうそう、映画ライターの中には来日スターの空港取材をする方もいるでしょう。私も最近ではジョージ・クルーニー来日の際、取材に行きました。
映画ライター

かつては成田取材がお約束でしたが、最近は羽田空港も!

こちらも会見やレッドカーペット取材と手順は同じ。到着ロビーで待機して、スターが出てきたら撮影開始ですが、空港取材の場合、お出迎えのファンと写真撮影したり、サインしたり、ふれあいを大切にするスターもいれば、周囲のスタッフにうながされて、手を振りながらサササーと行ってしまうこともあり、ネタを拾えるか声が聞けるか否かはスターが到着してみないとわからない。人によって違うし、状況によって変わるし。ファンのサイン攻めに対応する可能性がかなり高いと言えるのはトム・クルーズくらい???
 

編集者出身ライターが多いかも

映画ライター

過去作をご紹介することも多い。

「映画ライターになるにはどうしたらいいですか?」と聞かれたことはないけれど、そう思っている人がいるかもしれない。正直「ライバルが増えるのはイヤだわ~」という心の狭い自分がいるのですが、周囲のライターさんを見渡してみると、元編集者が多いです。

映画雑誌、週刊誌などの編集者として活動していて、ライターに転身という人ですね。私も映画雑誌の編集者だったので、そのひとりです。編集者とライターを兼業している人も多いでしょう。

で、そういうキャリアはできれば積んだ方がいいと思います。いまならWEBの編集者もありですね。雑誌やWEBの編集者として活動していれば、フリーになったときにおのずと編集者が求めるものが、編集者経験のない人よりもいち早くキャッチできるからです。

読者層の把握、企画の切り口、好まれる文体など、編集者スキルがライターの仕事に必ず活かせます。また編集者時代に作った映画界の人脈があるので、ライターに転身しやすいというのもあるでしょう。

ただ絶対、編集者出身の方が仕事ができるというわけではありません。そういう経験なくてもいい仕事しているライターさんもいます。特にマニアックにひとつのジャンルに詳しい人は映画ライターとしてとても重宝されます。海外ドラマ、SF、ホラー、時代劇、西部劇など。「このジャンルならこの人!」と言われるライターの方が、映画関連の書籍などに関わる可能性は高いのではないかしら?
 

大好きな映画が多くの人に広まる喜び!

映画ライター

入稿中はひたすら書く書く書く!

映画ライターの喜びはライターさんそれぞれ違うと思うけれど、最新映画をいち早く観られるというのも大アリですが、どんな映画でも自分が「これいい!みんな観て」と思った映画について執筆できること。そして、それがヒットしたときなどはご褒美をもらったようにうれしいことです。

映画ライターとして仕事をし続けられる人は「映画好き」な人であることに違いありません。ていうか、もともとひとりの映画ファン。映画好きが高じてやってますという人が多いと思う。好きじゃないと興味持てないから続かないんじゃないかと。

と言うわけで今後もAll About映画ガイドとして、新旧問わず良質な作品をご紹介していきますので、よろしくお願いします。

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