ウエディングブーケは生花で手作り! 初心者でも作れるコツ

ウェディングブーケは生花のナチュラルスタイルがトレンド

ウェディングブーケは生花のナチュラルスタイルがトレンド

ここ数年、「絆」や「おもてなし」をテーマにする結婚式が主流ですが、その一つとして家族や、親戚、友人などが手作りしたブーケを持つ花嫁も。

そこで先日、来日レッスンを行ったパリのフローリスト、クラリス・ベローさん流のブーケ作りをレポート。簡単に形にしやすい、トレンドのナチュラルスタイルのブーケ作りのノウハウをまとめました。   

結婚式での手作りブーケは人気でおすすめ!

ゼクシィトレンド調査2015によると、ブーケを「友人・知人・親族からのプレゼント・手作り」で用意した人は全国で11.2%、自分で手作りした人は5.7%。ブーケの平均費用は約4.7万円ということもあり、家族や友人などにアレンジメントのできる人がいれば依頼したほうがアットホーム感も演出でき、しかも安価とあって、根強い人気があるようです。

ただ、ウェディングブーケは、1日中持ち歩いても痛まない、崩れないなど、通常のブーケよりたくさんの気遣いが必要。初心者が簡単に安請け合いすると花嫁に迷惑をかけるので、おすすめできません。基本的な知識を身につけ、しかるべき人に教えていただくなど、しっかりした準備が必要です。

それは前提としたうえで、今回は、来日レッスンをおこなったパリのフローリスト、クラリス・ベローさん流の手作りブーケをご紹介します。
 

パリでトレンドのナチュラルスタイルのブーケ、3つの特徴

 
来日生花で作るウエディングブーケレッスンを行ったクラリス・ベローさん。

来日生花で作るウエディングブーケレッスンを行ったクラリス・ベローさん。


パリ1区に「アトリエ・ヴェルチュム」を構え、今年が20周年。先日はルーブルで20周年イベントも行ったばかりのクラリス・ヴェローさん。女性ならではの感性が光るデザインでフランスはもちろん、日本にもファンが多いフローリストです。

そんなクラリスさんブーケレッスンが、伊勢丹OTOMANAとリングピローとブライダルリングを展開するSweet Ringsの企画で開催されました。

クラリスさんのパリ風ウェディングブーケは、日本の花嫁にもぴったりの可愛いデザイン。そののポイントをいくつか教えていただきました。
 
ウエディングブーケのナチュラルスタイルは、一つひとつの花をいかしてナチュラルに。

ウエディングブーケのナチュラルスタイルは、一つひとつの花をいかしてナチュラルに。


●ブーケはドレスを引き立てるサイズで
花嫁スタイルの主役はあくまでドレス。ドレスを隠さず、引き立てるブーケが理想です。ですから、ブーケは小ぶりなものをおすすめします

●持ちやすく、軽いブーケを
結婚式は1日がかり。ブーケを1日持っていても疲れないことも大事。持ちやすさを考えると軽いブーケがいいですね。

●高低差をつけてナチュラルに
きれいに整ったラウンド型のブーケも可愛いですが、最近のトレンドはナチュラルスタイル。ポイントは花に高低差を出すこと。窮屈にならない、自然な雰囲気を出したいですね。
 

生花で手作り! ウエディングブーケの作り方 5つのステップ

1. お花を選ぶ
クラリスさんの選んだ花合わせはホワイトから薄いピンク、グリーンの上品なグラデーション。

クラリスさんの選んだ花合わせはホワイトから薄いピンク、グリーンの上品なグラデーション。


ピンク系、ホワイト系など花嫁からのリクエスト(友人などから依頼された場合。自分のために作る場合はもちろん自分の好みでOK)を聞いたら、まず花を選びます。

季節によって手に入る花は限られており、花の種類によっては手配が難しいこともあるので注意しましょう。

大事なポイントは、カラーグラデーション。同じホワイトでも黄色系に寄ったものやピンクに寄ったものなどがありますので、全体のバランスを考えて選ぶことが大事。花屋さんに注文する場合も、この点は特に入念に打ち合わせしておきましょう。

2. 水揚げをきちんとしておく
せっかくの晴れの舞台なのにブーケがしおれてしまったら大変です。水揚げはきっちり行い、花を最適な状態にしておきましょう。水揚げのしかたは花の種類によりますので、こちらも参考にしてください。

3. 下準備をする
すべての花材をキレイに整えます。

すべての花材をキレイに整えます。


ブーケは作り始めると手がふさがってしまうため、束ね始める前に花の下準備を済ませておきます。余計な葉(枯れやすい葉も)、バラの棘もきれいに取り、束ねやすいように茎の長さを揃えておきます。

 
4. 高低差を出して全体にラウンドになるよう、“スパイラル”に束ねる
花材を交差させるように束ねていきます。

花材を交差させるように束ねていきます。


手で握る位置を軸にらせん状に花を束ねていきます。花が並んで表面がフラットにならないよう、高低差を出しながら束ねるのがポイント。

スパイラルは「らせん状」の意味。ふわっと仕上がり、崩れにくいため、お花屋さんなどでブーケを作る場合は基本的にこの束ね方になります。
 
花のカラーグラデーションを考えて束ねていきましょう。

花のカラーグラデーションを考えて束ねていきましょう。


紫陽花のようなかたまりの花は、間に別の花を入れ込むと、全体のバランスがキレイに見えます。

 
5. 持ち手をリボンで整える
 
ガイドが挑戦したウエディングブーケが完成しました!

ガイドが挑戦したウエディングブーケが完成しました!


束ねたら麻紐でギュッと結ぶか、テープで固定。茎の長さをそろえ、持ち手をリボンで巻きます。リボンの色はドレスの色に合わせ白やナチュラルなグリーンなどが好まれます。

きっちりしたラウンドにするより、高低差を出して見た目の美しさを考えて束ねていく方が簡単。にもかかわらず、ナチュラルな雰囲気になるので一石二鳥ですね。  

<クラリス・ベロー Profile
 
デザイナー・フローリストのクラリス・ベローさん

デザイナー・フローリストのクラリス・ベローさん


パリ1区にアトリエを構えて20周年を迎えたデザイナー・フローリスト。2015年に2度来日し、各地でイベントを開催した。揺るぎない審美眼で物や人を見る目が高く、そこから生まれる創造性の高い作品で日仏のファンを魅了している。

アトリエ・ヴェルチュム
住所:10 rue de la Sourdiere 75001 Paris
レッスン:4名~(初心者コース:180ユーロ~/人、セミプロコース:300ユーロ/人)
問い合せ先:contact@agent-de-flueurisete.com(日本語でのメールOK)

<取材協力>
Sweet Ringsのリングピロー

Sweet Ringsのリングピロー


伊勢丹OTONAMA
Sweet Rings
 

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