知っておきたい風水の色の基本

知っておきたい風水の色の基本

知っておきたい風水の色の基本

風水は環境学と言われるように、方位と色が重要な役割を担っています。大掃除をして、新しい年を迎えるこれからの季節、風水の考え方を取り入れて、よい運気を導いてはいかがでしょうか。今回は、各方位が象徴する五行と色と運気をご紹介します。
 

風水における「陰陽」と「五行説」

古代中国では、地球をめぐり、さまざまな場所で噴出している「気」というエネルギーをいかに上手に扱うかが研究されていました。「気」とは、大地に充満するエネルギーのようなもの。風水における「気」は、「陰の気」と「陽の気」の2種類に大別されます。例えば、地と天、暗と明、死と生、女と男、夜と昼、旧と新、裏と表というように、どちらが優れているということはなく、あらゆるものは「陰」と「陽」の調和によって成り立っています。
  
風水とは、目には見えない「陰陽」のバランスを判断し、よりよい変化へと導くために、環境を整える指針を示したもの。自然と調和しながら、無理なく幸せな生活をおくるために、知恵の積み重ねから生まれた環境学です。
 

五行とは、変化の中における過程

五行(木・火・土・金・水)には、それぞれを生かす方位があります。

五行(木・火・土・金・水)には、それぞれを生かす方位があります。

五行(木・火・土・金・水)は、五色(青(緑)・紅・黄・白・玄(黒))、五方(東・南・中央・西・北)、五時(春・夏・土用・秋・冬)など、あらゆるものに配当されています。単に5つの基本要素(エレメント)というだけでなく、変化の中における5つの状態、運動、過程というとらえ方もされます。風水における五行と方位は、次のような関係となっています。  

「木」の方位……「東」

クリスマスツリーも、方位と色を意識すると、「気」のバランスを整えることができるでしょう。

クリスマスツリーも、方位と色を意識すると、「気」のバランスを整えることができるでしょう。

太陽が昇る東は、若さや発展運を象徴します。東の方位には、仕事運や勉強運をもたらす《ブルー》との相性がよいとされます。風水では、《ブルー》は《グリーン》の「木」の気に「水」の気がプラスされた色と考えられています。パワフルな色なので、出世運を後押ししてほしい男性が取り入れると効果的です。

その一方で、《ブルー》は、女性がもっている「気」とはバランスがとりづらい色でもあります。女性の場合は、《ブルー》よりも《水色》の方がベター。気合いを入れるのに効果的な《赤》もおすすめです。上昇の運気を手に入れたいとき、「動」のパワーを後押ししてくれるでしょう。
 

「木」の方位……「東南」

「木」がつかさどる方位は、東南にも広がっています。東南は、発展をうながし、縁を引き寄せる方位。縁に恵まれ、男女を問わず人から好かれる《オレンジ》との相性がよく、恋愛や結婚運、旅行運をもたらします。とりわけ女性には、《パステルオレンジ》もおすすめ。人の感情に変化を与え、人間関係を円滑にする働きがあります。

《グリーン》の「木」の気は、「水毒」を吸い取り、悪い気を燃やす働きもあります。インテリアに取り入れやすく、健康な体へと導いてくれる、頼もしい色。男性は《濃いグリーン》が発展を後押しし、女性は軽やかな《ミントグリーン》が素敵な縁をもたらしてくれるでしょう。
 

「火」の方位……「南」

白は気を浄化し、ベージュは安らぎをもたらします。

白は気を浄化し、ベージュは安らぎをもたらします。

「南」は、美や知力をつかさどる方位です。美の力が強く作用し、センスのよさが、人気運アップの決め手となります。しかし、外見だけに気を配るのはNG。大切なのは、「知」と「美」のバランスです。美術館へ行く、音楽を鑑賞するなど、芸術に触れる機会をつくったり、習い事を始めたり、内面にも磨きをかけましょう。

バランス感覚を整えてくれるのは、生命の輝きを感じさせる若葉のような《グリーン》。気を浄化してくれる《白》や安らぎをもたらす《ベージュ》と組み合わせると、さらに運気を高めてくれるでしょう。
 

「土」の方位……「南西」

紫は高貴な色。アイボリーを組み合わせると、クラス感が漂います。

紫は高貴な色。アイボリーを組み合わせると、クラス感が漂います。

「南西」は、田畑が広がる豊かな大地を示し、「土」の気が最も強い方位です。これまでの努力の成果として、安定や安らぎがもたらされることから、家庭運、健康運、不動産運が期待されます。自分の内面に目を向けるという意味でも、インテリアを充実させると、よい気を取り込みやすくなります。

ラッキーカラーは、「土」から栄養をもらって成長する草木の《グリーン》。中でも、《若草色》や《パステルイエロー》が幸運を招きます。さらに、「土」の色《ベージュ》や、心と体をリセットする《白》を組み合わせると、効果が高まります。
 

「土」の方位……「中央」

「中央」は、これまでの成果があらわれ、今度の地盤を築いていくことから、運気を総合的に発展させる方位と言えます。世の中の動きに流されるのではなく、確固たる自分をもつことが、運気アップにつながります。

風水では、「中央」は皇帝の場所とされ、高貴な色《紫》が運気を上げてくれます。とはいえ、《濃い紫》は、気のパワーも強いだけに多用は禁物。《ラベンダー》のような優しい色は、《紫》のもつ運気がマイルドに作用します。《紫》や《ラベンダー》は、ステイタスをあげる反面、わがままな一面を引き出してしまうこともあります。《アイボリー》と組み合わせると、クラス感を損なわず、人から援助を受けやすくなるでしょう。
 

「土」の方位……「北東」

「東北」は、高い山を示し、大きな変化と継続のパワーをもつ方位です。転居、転職といった「変化」の気を取り入れるには、気の流れを整えることが大切です。古い気を洗い流すためにも、常に部屋をきれいにしておきましょう。掃除をマメにしたり、収納スペースを見直したり、整理整頓すると、運気アップにつながります。

気を浄化する作用がある《白》を取り入れると、より一層効果が高まります。「変化」には、エネルギーを伴うので、「火」の働きをもつ《赤》をポイントとして添えると、変化を加速させ、その後の継続をサポートしてくれるでしょう。
 

「金」の方位……「西」

花を飾ることも、色のパワーを取り入れる方法のひとつ。

花を飾ることも、色のパワーを取り入れる方法のひとつ。

「西」は、豊かさや楽しみごと全般をあらわす方位。この方位を美しく整えると、「金」の気のもつ豊かなパワーを手に入れ、金運、恋愛運、商売運を招くことにつながります。

ラッキーカラーは《ピンク》。陰陽のバランスを整える《ピンク》を取り入れると、愛情に満たされるようになり、人から信頼を得やすくなります。「金」の気をもつ《パステルイエロー》は、精神面でのマイナス要素を取り払い、楽しいことを引き起こすパワーを秘めています。さらに、《白》を組み合わせると、《ピンク》や《パステルイエロー》のパワーが倍増します。
 

「金」の方位……「北西」

「北西」は、主人の方位ともいわれ、仕事運や援助運をつかさどります。この方位は、出世運、事業運、玉の輿運など、自分自身のレベルをあげることにつながっています。

ラッキーカラーは、「金」の気をもつ《イエロー》に、《白》の気が混じった《クリーム色》。《クリーム色》の気には、その人のステイタスを引き上げ、目上の人に引き立ててもらえるパワーがあります。さらに、《ピンク》と《ベージュ》を組み合わせると、幸運を引き寄せやすくなり、目指した以上の成果を得やすくなるでしょう。
 

「水」の方位……「北」

北と相性がよいのは、ピンクや水色。

北と相性がよいのは、ピンクや水色。

「北」は、愛情や性をつかさどる方位で、悪い気を流す作用があります。この方位を美しく整えると、秘密を守る力が高まり、信頼へとつながっていきます。女性は女性らしさを、男性は男性らしさを大切にすると、恋愛運、セックス運をとらえやすくなり、心とからだとともに、金運も豊かになっていきます。

女性は愛情を象徴する《ピンク》、男性は運気を上昇させる《水色》がおすすめ。《アイボリー》を加えると、気品が備わってくるでしょう。

風水では、変化がないところには、運がないと考えます。例えば、「木」は燃えて「火」となり、「火」は燃え尽きると灰になり「土」に返ります。「土」は鉱物を育み、「土」の中から「金(鉱物)」が発掘されます。「金」は冷えるとその表面に「水(露)」を集め、「水」は「木」を育てます。

このように、「気」は常に変化するので、同じ色を多用しずぎるのは禁物。今回は、各方位の代表的な色をご紹介しましたが、いずれも複数の色をあげたように、ファッションやインテリアに取り入れるときは、配色のバランスも考慮すると、より一層効果が高まります。
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