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性格は変えられる!?色の力を借りてなりたい自分になる

なりたい自分になって、今よりも自分のことを好きになりたい……。今の自分を変えたいと思ったら、色の力を上手に活用しましょう。色は外見を変えるだけでなく、性格や人間関係にも影響を及ぼします。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

性格は変えられる

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今の自分を変えたいと思ったら、色の力を活用してみませんか?

今の自分を変えたい。なりたい自分になって、今よりも自分のことを好きになりたい……。今の自分に対して不満や怒りを感じるのは、自分のことを価値ある存在だと考えている証拠です。なぜなら、怒りの矛先が自分に向くのは、自分はもっともっと良くなって良い存在、という思いが根底にあるからです。自分を変えたいという欲求は、なりたい自分になるために、新しい一歩を踏み出させてくれる原動力となるでしょう。

では、具体的に自分の何を変えて、どんな自分になりたいのでしょうか?2017年3月、オールアバウトグループが発表した「2017年 憧れの女性像に関する調査」によると、次のような強く明るい女性像に支持が集まりました。
  • 前向きな女性
  • ぶれない女性
  • 自信がある女性
このような女性像に近づくためには、体型や肌といった外見だけでなく、性格や考え方といった内面も見直したいと考えている女性が多いようです。つまり、エクササイズやスキンケアで体型や肌の状態を整えるように、性格や考え方といった内面も、適切な方法を用いることによって、好ましい状態へと導くことができると、多くの女性たちが考えていることが伺えます。

女性が見直したい、自身の性格とは?

次に、見直したい自身の性格として、次のような回答が並んでいます。
  • 面倒くさがり
  • 自信がない
  • 短気・怒りっぽい
色,色彩,色の力

色は私たちの心と身体にさまざまな影響をあたえます

心と身体は密接につながっています。外見や言動など、身体の振る舞いを変えることによって、性格も変わっていきます。とくに、身につける「色」には、大きなパワーがひそんでいます。色は人間の目が知覚する光の波長です。光の波動現象が視覚を通じて脳に伝わると、私たちの心と身体にさまざまな影響を与えます。性格を変えたいと思うのなら、色の力を上手に活用しましょう。

今回は、3つの見直したい性格を例に、ファッションの色づかいのコツをお教えしましょう。


「面倒くさがり」を変える、ローズピンクとイエロー

面倒くさがり,ものぐさ,やる気

面倒くさがりを変えるには、てきぱきとした活発なイメージが必要です

面倒くさがりとは、怠けてやるべきことをやらない人のこと。やる気が起こらず、ものぐさな自分自身の状態に嫌悪感を抱いています。しかし、こうあるべきという理想が高いからこそ、現実とのギャップに苛立ちを覚えるのでしょう。やるべきと思いこんでいることを見直したり、取り組み方を工夫したりといった解決策も考えられますが、「てきぱきとした活発なイメージが欠けている」ところを変えていくことも、解決に効果的かもしれません。
ローズピンク,ストレス,ポジティブ

華やかなローズピンクは、ストレスを和らげ、ポジティブな力を発揮します

そんなあなたにおすすめしたいのは、華やかなローズピンク。ピンクはストレスを和らげると同時に、非常に前向きな力を発揮する色です。変わりたい、変えたい、変われるという願いや希望を後押ししてくれるでしょう。

ファッションに取り入れると、女性らしさを残しつつ、洗練さも加わります。リップやネイルにも取り入れやすい色です。
イエロー,黄色,好奇心

イエローは疲労回復を促し、集中力を高めます

イエローも、面倒くさがりな自分と決別したいときにおすすめです。イエローは活気を与える色ですが、興奮作用はなく、知的な色と言われます。疲労回復を促し、集中力を高め、好奇心をくすぐります。

誰もが着る色ではないので、ファッションに取り入れるとちょっと差のつくお得な色でもあります。イエローの代わりにゴールドのアクセサリーをつけてもよいでしょう。寝室に取り入れると、朝の目覚めが楽になります。

「自信がない」人を奮い立たせる、ブルーとレッド

自信,失敗,恐れ

「自分は自信がない」と言う人は、失敗することを過度に恐れます

「自分は自信がない」と言う人の多くは、真面目で熱心すぎるあまり、ストレスを内にためこんでしまう傾向があります。他の人との関係を良好に保とうとするあまり、自分の喜怒哀楽さえも押し殺してしまうことがあるのではないでしょうか。むしろ、責任感があり、誰からも信頼される優等生タイプだからこそ、自分と他人を比べたり、過度に失敗を恐れたりする傾向があるのかもしれません。

自分と他人を比べて、自分の方が優れていたらホッと胸をなでおろし、自分の方が劣っていたら自信をなくす……。失敗しない人などいないのにも関わらず、他の人の失敗を喜んだり、自分が失敗することを恐れたりするようになります。
ブルー,青,自信

ブルーを身につけると、心身のバランスが整い、自信が湧いてきます

本当の自信を手に入れたいあなたにおすすめしたいのは、ブルーです。色を身につけたいと思ったとき、多くの人は本能的にブルーを選びます。ブルーを身につけると、心と身体がしっくりと調和し、健やかな状態へと導いてくれるからです。青を身につけると、自信がわいてくると同時に、自由な精神を取り戻すことができるでしょう。
レッド,赤,エネルギー

レッドを身につけると、活力がみなぎってきます

心身のバランスが整ってくると、みなぎるような自信を示したい場面も出てくるでしょう。そんなときは、活動的でエネルギーを与えるレッドがおすすめです。レッドを身につけると、強く毅然とした印象を与えます。
オレンジ,イエローグリーン,黄緑,勇気,希望

明るく活発なオレンジやイエローグリーンを身につけると、勇気や希望が湧いてきます

レッドが強すぎると感じるときは、オレンジやイエローグリーンも◎。明るく活発な色を身につけると、フットワークが軽くなり、勇気や希望が湧いてくるでしょう。

「短気・怒りっぽい」性格をやわらげる、ベージュ

短気,怒りっぽい,自己中心的

すぐにイラっとくる人は、心も身体も冷えています

「短気は損気」ということわざがあるように、短気で怒りっぽい人は、結局は自分が損をすることになるようです。

自分のことは棚に上げて、自分に甘く人に厳しく、都合の悪いことからは逃げる……、そんな短気で怒りっぽい人に関わると、周りは振り回されて、非常にストレスがたまってしまいます。そのため、短気で自己中心的な言動を繰り返していると、周りから距離を置かれて、人間関係が希薄になってしまうのです。

すぐにイラっとくる人は、常に緊張状態にあり、心も身体も冷えています。気持ちをリラックスさせて、心身をふんわりとあたためてくれる色を取り入れましょう。
ベージュ,なごませる,安心感

ベージュはなごみ系の代表色

前項で紹介したように、ブルーなど寒色系はリラックス効果があり、ピンクやレッドなど暖色系は活性化効果があります。なごみ系の代表色、ベージュは、あたたかく感じられるとともに、気持ちを和らげる効果も持っています。ベージュを身につけるとくつろぎや気品が備わり、見る人にほっこりとした安心感を与えます。

ベージュを身につけるときは、雄大な自然に身をかませるようなイメージを抱くと、身のこなしもゆったりと優雅になります。性格も穏やかに変わっていくでしょう。
ベージュ,オレンジ,配色,カラーコーディネート

あらゆる色と相性がよいベージュは、色と色が奏でるハーモニーの美しさに気づかせてくれます

ベージュをおすすめするもうひとつの理由は、あらゆる色との相性がよいことです。淡いピンクを合わせると可憐なイメージに、オレンジを合わせるとアクティブに、ターコイズを合わせればスポーティに……というように、さまざまなイメージを演出できます。色と色が奏でるハーモニーは、自分と他の人を比べて、相手を打ち負かすよりも、相手の話に耳を傾け、共感を育むことの大切さに気づかせてくれます。

このように色づかいを工夫すると、これまで気づかなかった自分自身に出会えます。色は、人と人をつなぐコミュニケーションの手段でもあるので、人間関係も変わっていきます。

アンテナを研ぎ澄まし、色が発するメッセージに注目しましょう。自由自在に色を使いこなせるようになると、誰からも魅力的に見えるはず。たくさんの色との出会いを楽しむうちに、あなたの未来も彩り豊かになっていくでしょう。

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