後悔の役割
「もし、あの時こうであれば……」誰しも恋愛において、過去に対して後悔の気持ちは少なからずあるものです。あなたの中にある、後悔の役割。それを理解することは、あなたにとって恋愛を前に進ませる一歩となります。
後悔の役割とは、簡単に言えば次の2つとなります。
それぞれ説明していきますね。
1.あなたの人生を前に進ませないこと
これは、心の中にあるエゴの作用と言えます。エゴはあなたの人生がこれ以上良くならないことを望みますから、後悔をささやき続けます。昔のことを考えていれば、現在に目を向けることはないからです。現在の問題を考えられないうちは、前には進みません。
2.まだ未消化の気持ちがあることを知らせること
これは、後悔のポジティブな側面とも言えます。あなたが無理やり未来に気持ちを向けようとするのを、ストップさせます。「ちょっと待って。自分の傷ついた気持ちを無視して未来のことを考えても、意味がないよ。まずは気持ちを癒さないと」……と私たちに教えてくれているわけです。
このように捉えてみると、後悔という感情はポジティブな顔とネガティブな顔のふたつを持っているようなイメージになるかと思います。
ふたつの側面を良いとこ取りする
それでは、ポジティブな顔とネガティブな顔のふたつの側面を持っている「後悔」の良いとこ取りしてみましょう。そうすることで、後悔の役割を100%きちんと終わらせることができ、「ありがとう、もう君の役割は終わりだよ!」とさよならをすることができるのです。後悔におけるふたつの側面は、次の質問を自分に投げかけることで、良いとこ取りできます。そのためのワークは次のようなものです。
1.この出来事(後悔を抱いたこと)が起きたことによる、良くないことはなんだろう?
2.この出来事(後悔を抱いたこと)が起きたことによる、良いことはなんだろう?
3.この出来事(後悔を抱いたこと)がもし起きなければ、どのような良くないことがあっただろう?
4.この出来事(後悔を抱いたこと)が起きたことにより、どんなことを学べただろう? また、それを今後の人生にどのように活かせるだろうか?
5.これらのことから、この出来事(後悔を抱いたこと)に感謝できることはなんだろう?
ポイントは、それぞれの答えを少なくとも10以上書くことです。
これらを自問自答してみましょう。
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