10月スタートのNHK朝ドラ『あさが来た』。コチラの記事でもお伝えした通り、江戸末期から大正までを生き抜き、日本初の女子大学を設立した広岡浅子氏の生涯が半年に渡って鮮やかに描かれます。

平均視聴率も25.0%に達し、絶好調の本作。あさ(波瑠)が念願だった炭鉱経営に乗り出し、九州の鉱山に乗り込んで炭鉱の男たちを相手にさまざまな”改革”をしようと奮闘する姿にパワーを貰っている人も多いのではないでしょうか。と言うことで、今回は『あさが来た』九州篇で何とも言えない味わいを魅せる、舞台発の注目俳優3人をPick Upしていきましょう!

男気溢れる親分・治郎作
山崎銀之丞

あさの嫁ぎ先・大阪の加野屋が買った九州の炭鉱で、炭鉱夫たちをまとめ上げる親分・治郎作。当初はなにかにつけ「女は引っ込んでろ!」「大阪モンは帰れ!」と敵対心を見せていた治郎作ですが、次第にあさの熱意と人柄に打たれ、彼女をバックアップするようになります。

そんなザ・九州男児の治郎作を演じているのは山崎銀之丞さん。ご本人も福岡の出身で、80年代には地元で主宰を務める劇団「空想天馬」の公演活動をしながら、RKBラジオの深夜番組「HiHiHi」でDJとしても活躍。当時九州ではこのラジオ番組を聞きながら受験勉強をしていた人も多いとか。山崎さんは若い世代の兄貴分的存在だったそうです。

そんな山崎さんに転機が訪れるのは1991年。29歳の時に、地元のテレビ局の番組企画で劇作家・演出家のつかこうへい氏が実施した俳優オーディションに参加し見事合格。当時超人気プログラムだった「HiHiHi」を降板し、上京します。

東京ではつかこうへい氏の舞台『熱海殺人事件』シリーズで犯人・大山金太郎役を演じ、1994年には地元福岡に『蒲田行進曲・完結編~銀ちゃんが逝く~』で凱旋。主役の倉岡銀四郎役を演じて評判となりました。

舞台だけでなく、多くの映像作品にも出演している山崎さん。お茶の間に広く認知されるようになったのは「3年B組金八先生」の遠藤達也役あたりからでしょうか。破天荒でちょっとケンカっ早い遠藤先生役を山崎さんは12年に渡って演じ続け人気を博しました。

最近では観月ありささん主演の舞台『GS近松商店』で”謎の旅芸人”を演じ、確かな存在感を見せた山崎さん。ちなみにこの舞台にはあさの父・今井忠興役の升毅さんもご出演。更に『あさが来た』で治郎作の妻・カズ役を演じる富田靖子さんは1990年につかこうへい氏の『初級革命講座・飛龍伝』で舞台デビュー。山崎さんと富田さんのつか作品での共演はないようですが、なんとなく二人の並びにニヤっとしてしまう演劇ファンも多そうです。

日和見主義の支配人・宮部
梶原善

加野炭鉱の支配人・宮部源吉役の梶原善さん。映像ではどっちつかずのこうもり的存在や、ちょっとひねていたり、いい加減だったりする役柄が多い梶原さんですが、『あさが来た』でもやる気がなさそうな日和見主義の支配人役を好演。あの雰囲気を出せる俳優さんって実はなかなかいない気がします。

そんな梶原さんも舞台出身。三谷幸喜さんが主宰し、2009年の公演から15年間の”休憩”に入っている「東京サンシャインボーイズ」で1980年代から活躍していたのですが、そもそも彼を三谷さんに引き合わせたのは意外な人物でした!

その”意外な人物”とは?