照明・LED

古き良き白熱電球がよみがえる!フィラメントLED電球(2ページ目)

白熱電球は発明されてからしばらく、グローブ(バルブとも言われる)が透明で、中のフィラメントが見えていました。初期の電球は明るさの弱かった分、フィラメントの輝きが美しかったです。そのような輝きを今でもヨーロッパの人は愛し続けています。白熱電球がLED電球に代わってから、フィラメントの見えない白色のLED電球が一般的です。そこで今回は古き良き時代を彷彿させるフィラメントの見えるLED電球を紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド


フィラメントLED電球は古き良き時代を彷彿

白熱電球のクリア球の代替としてクリア電球型LEDがあります。その中でも、昔の白熱電球のようにガラスグローブを透して、LEDで作られたフィラメントが輝いて見えるタイプを別にフィラメントLED電球と呼んでいます。

今回紹介するフィラメントLED電球は写真5、6の左から順に(1)シャンデリア (2)一般球  (3)エジソン  (4)ボール95  (5)ボール125  の5種類です。
5種類のフィラメントLED電球

写真5. 5種類のフィラメントLED電球(不点時)


5種類のフィラメントLED電球

写真6. 5種類のフィラメントLED電球(点灯時)


(1)は白熱電球のシャンデリア球(別名:水雷の形状にも似ていることから水雷球とも呼ばれる)に代わるものです。

(2)は初期の真空炭素電球型、(3)はエジソンが発明して電球の復刻版に近づけたもの、(4)、(5)はボール型で直径95mm125mmガラスグローブをもつものです。

フィラメントLED電球は下記のような特徴があります。

エジソン型LED電球

図1. エジソン型LED電球

1. 本物の質感。
昔のフィラメント電球時代と全く同じ製造工程を経て、完成されたガラスグローブです。(図1はエジソン型LED電球)

2. 究極の再現度。
昔の白熱電球のフィラメントを再現した特殊なLED発光部分をもち、ランプの色温度も暗かったころの初期の白熱電球と同じ色温度(2200K)になるように綿密にチューニングされています。

3. 徹底したディテール。
ソケット部分も一般的なニッケルメッキではなく、あえて味のある色合いの真鍮製を採用しています。

4. ノスタルジーに思いを馳せる。
フィラメントLED電球の中でも(3)のエジソンはガラスに金色の加飾を加えています。黎明期のタングステン電球が持つ風合いを現代に蘇らせる効果が得られます。

フィラメントLED電球は照度を取ることより輝きや外観を楽しむことを優先しているため光量は少ないです。しかし、それでもランプの種類によって220~400lmあり、白熱電球の20~30Wに相当する明るさは得られます。

またいずれのフィラメントLED電球も平均演色評価数はRa80、ランプ寿命が15,000時間で、調光も条件付きで可能です。

なおフィラメントLED電球は一般的なLED電球同様、使用上の注意事項がありますので、下記HPなどで確認してください。

【商品のお問い合わせはコチラまで】
http://www.eiwa-denki.co.jp/

【商品のご購入はコチラまで】
http://ec.smartlight.jp/products/list.php?category_id=829

写真6提供:(株)英和電機

Copyright(c)中島龍興照明デザイン研究所. All rights reserved.

匿名で優良会社にリフォーム相談!

ホームプロでリフォーム会社を探す

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます