オープンキッチンの収納をアイデア活用ですっきりキレイに!

食器棚を使わないオープンキッチンの収納方法

すっきりキレイなオープンキッチンにしたい!


リビングダイニングが見渡せるキッチンは約6畳で開放的。吊戸棚も食器棚もないため、ゆったりと使えて羨ましい限りなのですが、食器や道具などがたくさんあるというのに収納は大丈夫?

いつもスッキリきれいでオープンなキッチンに保つ片付けポイントを、収納のプロに教えてもらいました。

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食器棚を使わない収納方法! 食器はスタッキングと立てる収納で

和歌山市を中心に関西方面まで、幅広く整理収納サービスとセミナー活動を行う二出川ひろよさん。自宅では「おうち講座」を開催しています。市内にある家は20年以上前に建てて以来ずっと住んでいて、その後、今のようなオープンスタイルのキッチンに改装したそうです。
吊戸棚のないオープンキッチン収納

小柄なので高い所にある収納は、ほとんど使わないとのこと

もともと器が好きなので、おしゃれで実用的に使えるものを中心に北欧のものから和のものまで、種類も数もたくさん持っているそうです。ところが、キッチンにもダイニングにも食器棚がありません。「以前は食器棚を使っていたのですが、調理家電専用の置き場が欲しかったので、それに合わせて棚を設けて、そこに食器をしまっています」とのこと。

その調理家電用カウンターの上下が収納になっていて、上部が棚で下のほうが引き出しになっています。そして、上の棚には北欧の食器を収納。コの字ラックを使って、お皿を上下2段に分けてスタッキングしていて、上のほうにあっても安全に取り出せるようになっています。
ニトリの収納

「ニトリのコの字ラックは頑丈で使いやすい」とのこと

引き出しの上段には、グラスやカップを収納。ちょっとお茶を飲みたい時や来客の時に、無理のない姿勢でサッと取り出せてスマート。手早く支度ができて合理的です。
引き出し収納

奥まで全部引き出せるから出し入れがしやすい。詰め込んでいないようでも、いっぱい入っている

引き出しに食器収納

形が不揃いな器は似たような大きさのものと一緒に重ねて収納。隙間なく並べて収納量をアップ

引き出しの中段は和の器を中心に、同じ種類ごとにまとめて収納。茶碗、汁椀、小鉢のように深さがあるものは、横に寝かせると安定するので、器同士がぶつかって欠けるといった心配がありません。そして、「手前側にはよく使うもの、奥のほうには来客やお正月といった特別な時だけ使うものをしまう」といいそうです。
 

調味料に文具まで!? ダイニングから直接使えるキッチン収納

LDまでひとつながりになっているキッチンなので、ダイニング側のカウンター下にも引き出しと戸棚がついています。そこには、テーブルで使いたいカトラリーやコースターをはじめとして、文具や薬といった生活用品を収納。引き出しには細かいアイテムをしまうので、仕切り用ケースと仕切り板を活用して、中身が乱れないようにするとともに、無駄なく目いっぱい収納するのがポイントです。
引き出しの仕切り方

無印良品のお揃いの仕切りケースを2~3段重ねると収納量がアップする

ダイニングの収納

棚板が足りない分は、突っ張り棒を投入して収納を一段増設。ご主人専用棚に、お酒と酒器、調味料を収納(下)

戸棚には100均ショップのプラカゴを使って、入れ物ごと取り出せるようになっています。そのため、「密閉容器や瓶のストックをしまっていても、キッチンへの持ち運びも億劫ではありませんよ」とのことです。

食事やティータイムの時以外にも、テーブルではいろいろな作業をしますよね。そういった多面的な使い方を想定した場合、テーブルの近くには食生活に関わるモノ以外のアイテムまでしまえるようになっていると便利です。

キッチン内でかさ張りがちな鍋や調理道具はどうしまっているのでしょう。そこにもワザが満載!
 

キッチンの引き出しを100均グッズで完璧活用する収納アイデア

二出川さん宅のキッチンスペースは広々としていますが、実はキッチンカウンターの幅が2300ミリ。一般的なキッチンと比べて、決して広いわけではありません。それなのに吊戸棚がなくても、たくさんある調理道具がはみ出していないのは何故なのでしょう。ワークトップ下の収納を見せてもらいました。
キッチンの流し下収納

下段の空いているスペースにル・クルーゼの鍋が入る(今は冷蔵庫の中)

流しの下にある引き出しを開けると、中が上下2段に分かれていて、上には片手鍋とボウル、バットなど。下には鍋がしまわれています。重たいル・クルーゼでも、たやすく取り出せる位置にあるので出番が増えそうです。さらに、もう一段の引き出しがあり、そこには鍋とフタ、土鍋を収納。水を張って使う調理道具がすべて収まっています。
キッチン引き出し収納の使い方

鍋の手前に空いた所に、今お湯を沸かしているヤカンが入る(上)。食洗器の下にある小さな引き出しには、キッチンで使う洗剤とお手入れ用品が入っている(下)

レンジの下にある引き出しの上段には、フライパンとフタを立てて無駄なく収納。空いた場所にはオイルなどの調味料がピタリと収まっています。下の引き出しには、その他の調理器具として卓上コンロをはじめ、卓上IH、たこ焼きプレート、バットといった薄い道具が使用頻度の低い順に重ねてしまわれています。
鍋やフライパンを立ててしまう収納

調理道具が計算どおりに収納されている。引き出しの取っ手には、スプレーボトルを引っ掛けて

収納場所が特段多いわけではないのに、たくさんある道具が使いやすくしまわれています。その秘訣は、道具を使う場所と道具のサイズが、収納する場所と完全に一致しているからです。また、スペースを無駄なく使うための工夫もあります。

たとえば、深さのあるフライパンやツマミのある鍋のフタを、立てて収納したいときの解決法。案外、ちょうどいい収納グッズを見つけるのは難しいものです。そんな時に使えるのがA4サイズのマガジンホルダー。柔らかいプラスチック製なので、少しくらい大きいものを入れても程よく膨らんでくれるというのは、100均グッズならではのことです。
100均グッズのボックス収納

100均グッズでカスタマイズ(上)。引き出しの中をじっくり点検してみると、手前側に空きスペースがあるはず(下)。ここを使わない手はない!

さらにもう一つは、空きスペースの活用。引き出しの手前に残っている細長いスペースを使って、洗剤などのボトルを並べたり、ペーパーナプキンの束を立てておいたりして、「スペースをフルに使い切るのが収納量アップ」のコツだそうです。
 

小さくても優秀!無印良品のラックを使った収納術

レンジに向かって立ったまま後ろを振り向くと、そこにはカウンターを兼ねた収納ラックが置いてあります。背の低い小さなラックなのですが、一番下にはゴミ箱が2個置いてあります。
無印良品ラックと収納用品

無印良品のラックを使用。引き出しケースの上に布ケース。棚のスペースを最大限に使い切っている

無印良品とイケアの収納用品

カウンター上にはティータイム用品(左)。冷蔵庫の横にマグネット式のタオル掛けを付けて、イケアのプラカゴを吊り下げ収納。レジ袋のストックにはベストポジション(右)

棚には、布ケース2個と浅い引き出し2個が置かれていて、使いかけの乾物や保存食品のストックを収納。さらに、ラックの脇に付けたプラカゴの引っ掛け収納には、食品のほかにハサミやヒモなどが入っていて、いつでも使えるようになっています。
 

ホワイトで統一してスッキリ

最後にもう一つ、片付いて素敵に見える秘訣はホワイトで統一されていること。壁の仕上げをはじめ収納扉、調理家電までもがホワイトなのです。そのため、キッチン全体が明るくなり清潔感があります。
キッチンインテリア

色数を抑えたキッチンでは、赤や黄色のアクセントカラーが映える

6畳というキッチンスペースは、ゆとりがあって広々としています。でも、収納スペースという点では、3畳ほどのキッチンに比べて特に多いわけではありません。しかも、吊戸棚がないので、そのぶんの収納量は少ないわけです。

それなのに、たっぷりと収納できて片付けやすいコツは、隙間なく収めること。とは言え、詰め込んでいるわけではないので、使いやすくなっています。そんなプロのワザを参考にして、収納を無駄なく使う方法を試してみてくださいね。

また、収納不足対策としての見せる収納には「オープンキッチンで見せながら使える収納テクニック集」を参考にしてみてください。

もっと知りたくなったら、キッチン収納実例10選を見てみましょう。100均の収納グッズを使うならベスト5の中から選ぶといいですよ。

【取材協力】
モデルルームの様なお部屋に住みたい女子の【インテリアと開運お片づけ】

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