20代の自動車保険は、イザの経済的影響の大きなものは手厚く
運転に慣れていないと事故に遭う確率も高くなる
ガイド:「それは賛成できません」
竹田くん:「なぜですか?」
保険は「発生頻度が低くても、発生したときの影響が大きいものも忘れずに備える」のが基本です。事故の相手を選ぶことができない以上、もしものときの損害賠償額がどれくらいになるのかわかりません。
たとえば、対人賠償を5000万円に下げた後に事故を起こしたとしましょう。相手から1億2000万円の損害賠償請求を受けた場合、7000万円を自前で払っていかなければいけなくなります。
見直すべきは、少額の補償です。損害が発生しても数万円から数十万円程度の給付となる特約などの中から、自分のライフスタイルなどにあわせて、必要性の低いものを中心に見直すようにしましょう。
インターネット割引や証券ペーパーレス割引も
割引サービスはしっかり使いたいね!
竹田くん:「ちょっと面倒くさいな」
ガイド:「インターネットで申し込めば自動的に適用になる『インターネット割引』や、保険証券の発行を不要にすると安くなる『証券ペーパーレス(保険証券不発行)割引』が使えますよ」
インターネット割引や証券ペーパーレス割引は通販型自動車保険で多く用いられている割引制度です。割引額は保険会社によって異なります。インターネット割引の割引額は2000円~1万円が多いようです。証券ペーパーレス割引は500円引きが大半です。
自動車保険も補償設計を見直し、使える割引制度を利用することで、保険料を抑えることができます。小さなことの積み重ねに感じられるかもしれませんが、ちりも積もれば大きな違いになります。
21歳、26歳の誕生日以降は保険会社で手続きを
最後に余談になりますが、20代は21歳と26歳になった誕生日以降に自動車保険の手続きをする、と覚えておきましょう。なぜなら、運転者の年齢条件設定が切り替わる節目だからです。年齢条件設定は、「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」または「35歳以上補償」としている保険会社が大半です。そのため、20歳と21歳、25歳と26歳では、自動車保険料に差が生じます。年齢区分が上がるほど保険料は安くなっているからです。
もちろん、保険期間の途中でも年齢条件設定の変更はできます。21歳、26歳の誕生日以降に年齢条件設定の変更を忘れずに行いましょう。手続きをした時点で保険料が再計算されるので、保険料をすでに払い終えている場合は返戻金が発生することもありますよ。
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