恋人達の街ドブロブニクを満喫！鉄板デートコース(2ページ目)

13：00　心と足が赴くままに街歩き

クロアチアの他の都市と同様、ドブロブニクの良い所は、街が小さいので見所がぎゅっと凝縮されていて、すべて徒歩で回れてしまうという点。ふたりだけの空間、時間を大切にしたいカップルにはうれしいですね。観光名所を巡るのもよし、おしゃべりをしながら街をそぞろ歩きするのもよし、楽しい過ごし方はたくさんあります。

ドブロブニクっ子のおすすめは、雰囲気たっぷりの細い石畳の路地を足と心の赴くままに、ふたりでそぞろ歩きすること。途中ちょっぴり迷ってしまうこともあるかもしれませんが、それもふたりならまた楽しいひととき。街中の喧騒がうそのように静かな裏路地を歩くと、まるでおとぎ話の世界にふたりで迷い込んでいまったかのような錯覚に陥ります。

一方、こんな意見も。「街歩きも楽しいですが、一押しのデートスポットと言えばロクルム島。特に夏、時間に余裕のある方はぜひ訪れてください。賑やかな街を離れて、ふたりっきりのゆったりとしたロマンチックな時間を過ごせますよ」。ロクルム島はドブロブニク旧市街の向かい側に浮かぶ小さな島。島内にはお買い物を楽しんだり、特に目を引く観光スポットはありませんが、美しい公園を散策したり、誰もいないビーチを見つけてのんびりと過ごすのにはぴったり！ 誰にもじゃまされない、ふたりだけのロマンチックなひと時を過ごすことができます。ロクルム島に渡るには旧市街内の旧港から島に向かうボートがある他、シーカヤックで島の周辺を回るアクティビティなどもあります。

日没の1時間前　スルジ山の山頂から町を一望する

城壁散策と並び、絶対にはずせないドブロブニクの絶景スポットと言えば、スルジ山の頂上。山頂からはオレンジ色に輝く旧市街と、澄み渡る青のアドリア海、そして点々と浮かぶ島々が一望できます。その美しさは思わず言葉を失ってしまうほど。きっと一生忘れられない感動を分かち合えることでしょう。

スルジ山山頂へ行くのにガイドがおすすめしたい時間帯は、日没の1時間前。旧市街を一望できる絶景スポットを見つけたら、そこにじっと腰を掛けて。太陽が水平線の向こう側に消える瞬間をふたりで見届けましょう。少しずつ青のアドリア海が黄昏色に染まり、だんだんと暗くなってゆく街には、ひとつまたひとつと、温かい灯りがともります。日没の時刻は季節によって大きく異なるので、インターネットなどでドブロブニク訪問予定日の日没時刻を事前に調べておきましょう。

冬は日没は随分早く、16時前に日が暮れてしまうので、ランチを楽しんだらすぐにスルジ山に向かうことをおすすめします。一方、真夏は21時過ぎまで空が明るいクロアチア。夏にお越しのカップルのみなさんは、17時頃に街中で軽い食事を済ませてからスルジ山へ。そして山頂についたら、ロープウェー乗り場のすぐ近くに位置する絶景カフェ・レストランPanoramaでクロアチアワインを片手にふたりでゆったりと語らいながら、夕日を待ちましょう。

さあ、夕日が沈んだら、いよいよ大人たちの時間です！ ロープウェーで街に戻り、優雅でロマンチックなディナータイムをお楽しみください。

ドブロブニクを訪れるのは、やはり街が一番美しく輝く夏がおすすめですが、かなりたくさんの人で賑わいます。そのため、冬の観光客の少ない時期に訪れ、ふたりだけでドブロブニクの美しをしっとり味わうのも、またおすすめです。