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程度に応じて使い分けたい! Brift Hのクリーナー(2ページ目)

靴磨きの楽しさをカッコ良く伝えてくれる青山のBrift H。彼らが開発したシューケア用品は、前回の乳化性クリームだけではありません。皆さんがシューケアで一度は壁にぶち当たるあれ、そう、クリーナーも出しています。それも2種類!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

状況に応じて使い分けできる心強さ!

SOFTとSTRONGとの比較

向かって左(右足)が”SOFT”、右(左足)が”STRONG”を用いたものです。前者の方が光沢が若干残る一方で、後者はよりスッピンに近くなっているのがお分かり頂ける筈です。

役割に応じて2種類を揃えたBrift Hの”THE CREANER” 実際に使ってみてその効果の違いを確かめてみました。以下、幾つかの分野で比較してみます。

液性:
”SOFT”は”THE CREAM”が多めに配合されているからなのか、比較的トロッとした感じです。一方”STRONG”はその要素が少な目だからでしょう、ややサラサラと言うかシャビシャビとした印象があります。

匂い:
これは”SOFT”と”STRONG”に差は殆どありません。どちらも「有機溶剤が少しだけ含まれてます」的な独特な匂いがするのは事実です。ただそれが決して強烈な訳ではなく、従来のクリーナーを用いている人にとってはあまり大差ないとお感じになられるでしょう。とは言え換気に注意することに越したことはありません。

使用感:
トロみのある液体の“SOFT”は、このテクスチャーのお蔭で革に指先の圧力が伝わり難い結果ゴシゴシ擦らなくて済む、つまり革が痛むリスクが大幅に減しているのを実感できます。一方”STRONG”はやはり指の力が革にダイレクトに伝わりますし、比較的速く乾燥するので、焦らず落ち着いて使いましょう。どちらも布に含ませた上で、汚れた箇所にくぐらせるような感じで拭き取って行くのがコツです。

革への効果:
上の写真でお解かりの通り、“SOFT”は現状の革の雰囲気を残しつつ汚れを落とす感覚で、革が持つ自然な光沢が若干残る仕上がりとなります。これは靴以外にも革製品全般に難なく対応できそう! 一方”STRONG”は汚れや油性ワックスの層をしっかり落とし切って、革をスッピンの状態にする感じです。”SOFT”に比べ革の表面の光沢も無くなるので、例えば茶系の革の色合いのニュアンスをリセットしたい時などにはこちらはお勧めです。ただし、アンティーク加工やいわゆる「パティーヌ仕上げ」の靴の場合は、強く擦りすぎるとそれらも落としてしまうので、そこだけ注意!

結論:
“THE CREAM”の成分が配合されているためなのか、どちらも革への「馴染み」が良く、短時間に効果が表れる印象があります。靴のお手入れに慣れていない人や日頃乳化性靴クリームしか使わない方なら、”SOFT”で十分役割を果たせるかと思います。一方、つま先やかかとに油性ワックスで鏡面磨きをなされていらっしゃる方なら、”STRONG”もあった方がやはり頼りになるでしょう。ええ当然、両方揃えておいて絶対に損しませんよ!


【商品案内】
Brift H THE CREANER
タイプ: ソフト・ストロング
容量: 100ml
価格: 一瓶各2160円(税込)

【問い合わせ先】
Brift H
住所: 〒107-0062 東京都港区南青山6-3-11 PAN南青山204
TEL&FAX: 03-3797-0373
HP: Brift H
営業時間: 12:00~20:00
定休日: 火曜日

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