喪中の時の七五三はタブー
記憶に残る素敵な記念日になるようにマナーに気をつけてお祝いしたいですね
死後四十九日(神式では五十日)の忌明け(きあけ)までを「忌中(きちゅう)」と言い、死後一年間を「喪中(もちゅう)」と言います。ですからこの忌中が明ければ大丈夫です。つまり亡くなってから50日が過ぎていれば問題ありません。神社によっては変わってくる場合もありますので、事前に問い合わせれば間違いありませんね。
写真撮影で気をつける親の服装のタブー
親の服装が派手になるのはタブー。子どもだけ写す場合は良いのですが、家族撮影でまず気をつけることは、子どもの服装より目立ってはいけません。あくまで「子どもが主役」です。またママがフォーマルスーツや着物姿にパパがカジュアルな服装もアンバランスです。ここはきちんとパパはスーツを着るべき。おススメは明るめのブラック、グレーやブラウン系です。夫婦ともにバランスよく合わせてください。
また家族が同じ色の服装を着るのはNG。子どもの着物は別としてドレスを着せる場合は親と同じ色のものを着せないこと。撮影後の写真を見ると、主役である子どもが目立たなくなっているということもなりかねません。
写真は前撮りで済ませお参りだけの親の服装のタブー
カジュアルといえどもサンダル、スリッパ履きはさすがにタブー。夏の間に写真撮影の前撮りを済ませ、近所の神社で簡単にお参りして自宅や近所のファミレスでお食事するパターン。子どもは小綺麗な服装を着ても親は普段着。これって周囲を見渡しても圧倒的に少なくかえって目立ちます。
どこまでがカジュアルなのでしょうか。せめて親はワンピースなどきちんとした服装、またスーツにネクタイ姿であってもらいたいものです。
神社でのお参り時のタブー
ご祈祷中に写真やビデオ撮影はタブー。本来は親子で一緒に神様にお祈りを捧げる神聖な儀式なのです。もし祈祷中に写真やビデオ撮影をしたい場合は事前に許可を得ること。
お祝いを贈る間柄で、気をつけるべきタブー
一方的にお祝いをこちらから贈らない。一般的にお祝いを現金で贈る場合が多いですが、品物で贈る場合は、前もって七五三で使う必要なものが喜ばれます。あらかじめどのようなものが必要か直接聞いてみてもよいでしょう。
親戚に贈る場合は、お互いの家庭に子どもがいると「お互い様で」とお祝いをしない場合もありますが、各家庭でのしきたりや約束事があると思いますので、一方的にお祝いをこちらから贈るのではなく、お互いによく話し合うことも大切です
七五三のお祝い返しのタブー
本来は子どものお祝い事なので「お返しは不要」。ですが親や親戚から高額なお祝いを頂いたのにお返ししないのはちょっと気が引けると思う方も中にはいるでしょう。そういう場合は「お返しは不要」でも内祝いを贈ってみてはいかがでしょうか。内祝いの「内」とは「家」のこと。自分の家のお祝い事の時に、慶びをおすそ分けするという意味なのです。
おすすめのお返しは、祖父母の場合、気持ちを贈るという意味で七五三の写真を額にしたものやデジタルフォトフレームにしてメッセ―ジ(できれば子どもに書かせる)と一緒にプレゼントすると喜ばれるでしょう。
ここで額についてのタブーを…
写真たては割れやすい陶器のものはNG。木製のものにしましょう。結婚のお祝いと同様にガラスや陶器のものは割れやすく、壊れやすいのでNG。気をつけてくださいね。
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