ベトナムのローカルバスに乗って、ぶらり旅
152番は空港行き
海外旅行好きの中には、「ローカルバスに乗って、ぶらり旅をしたい」と考えている方もいるでしょう。海外のバスというのは、現地特有の香りを感じることができるので、タクシー移動をメインにしている方には、一度体験してほしいところです。しかし、ベトナムのバスを外国人旅行者が乗りこなすのは至難の業。そこで、今回はローカルバスの乗り方を紹介したいと思います。
外国人が乗り越えなければならない3つのハードル
1 言葉の壁
ローカルバスでは、運転手も乗務員も英語を話すことができません。通じるのはベトナム語のみ。しかし、旅行者の中で彼らに通じるベトナム語を話せる方はそうそういませんね。
2 番号の把握
日本でもバスの車体前方に「~行」と終点が示されています。ベトナムでも同様に終点は示されていますが、どこを経由するかは路線マップを見なければ分かりません。そして厄介なのがその路線マップ。蜘蛛の巣のように複雑に入り組んでいますので、初心者はマップからどのバスに乗ればいいのかは見当がつきません。
3 阿吽の呼吸
ベトナムのバスは決してやさしくありません。乗客のために、しっかりと車をとめてくれるバスはほとんどありません。バスの乗り降りには、乗客と運転手、乗務員の阿吽の呼吸が存在するのです。
ベトナムのバスの乗り方
近年改築されたバスターミナル
バスが停車する場所は、バスターミナルとバス停ですね。それはベトナムでも変わりません。旅行者が利用しやすいのは、ホーチミン市であればベンタイン市場前バスターミナル。ここは主に市内を網羅しています。逆に長距離であれば、ミエンドンバスターミナル、もしくはミエンタイバスターミナルとなります。こちらは窓口が設けられていて、そこでチケットを購入するので、初心者の方でも問題ありません。
現地人はこれを参考にする
写真右が各バス停に設置されている簡単なバス記号。各バスには番号がふられていて、現地人はそれで経由地点もろもろ判断します。例えばベンタイン市場前バスターミナルから出ている「18番」バスは、一区を北上し、空港より北のゴーバップ区まで行きます。また、「152番」は空港とベンタイン市場前バスターミナルを行き来しています。このように、自分の行き先を決めて、そのバスが何番なのかを調べるのが先決となります。