PR
食と健康/風邪・冷えの対策の食事・レシピ

コレで風邪知らず!?積極的に摂りたい食材トップ5(2ページ目)

風邪にかかりやすい季節、冬。予防するには、日頃からバランスのとれた食事や、休養などで健康を保つことが何より大切です。ここでは、近年注目されている風邪予防に役立つといわれている成分や、それを含む食材を5つ紹介していきます。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド


3.ココア

健康,ヘルスケア,ココア,ポリフエノール,風邪,インフルエンザ,免疫

ココアは血流を促して体を温めるといわれている

寒くなってくると、温かく甘いココア。このココアに含まれているテオブロミンは、血流を促進して冷え性の予防・改善につながることが知られています。

体を温めることは風邪予防に役立ちますが、ココアに含まれているポリフェノールによる働きが免疫機能を活性化させ、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染に対する防御効果もあるのではないかと考えられています。


4.フコイダン

フコイダンとは海藻のヌルヌル成分で、多糖類といわれる食物繊維。激しい海流や砂などで傷ついた部分を修復する働きがあり、これまでの研究から、このフコイダンがNK細胞を活性化し、免疫機能を高めていると考えられています。

特に、タカラバイオのマウスによる研究ではガゴメ昆布、理研ビタミンはヒト介入の実験でメカブフコイダンにおいて、それぞれNK細胞の働きを高め、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する、またワクチンによるインルエンザウイルス抗体の産生を促進することにも有効であることなどが確認されています。

5.ショウガ

ショウガは漢方の生薬でもあり、体を温めて風邪予防や改善に役立つとされています。科学的にも、辛味成分であるジンゲロールとショウガオールという物質には様々な機能性があることが研究されています。

ジンゲロールは加熱されるとショウガオールに変わり、このショウガオールは血管を拡張させて血行をよくする働きがあります。昔から「寒い日や熱が出る前のゾクゾクするようなときには、熱いショウガ湯を飲むと体が温かくなる」といわれてきたのは、ショウガオールの働きが経験的に知られていたのですね。

バランスのとれた食事や生活全般にも配慮を

なお、ここで紹介した食材は薬ではなく、かかってしまった風邪やインフルエンザを治すものではありません。体の免疫機能は休養や運動、ストレスなども関わり、食材だけでコントロールできるものではないため、過度な期待はしないでくださいね。

栄養のバランスに気を配った食事の中に、これらの食材を上手に活用することが、風邪・インフルエンザを遠ざける第一歩。厳しい冬を元気に乗り切ってください。

取材協力:雪印メグミルク株式会社

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項
  • 前のページへ
  • 1
  • 2

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます