熱帯魚/熱帯魚入門・用語辞典

熱帯魚が増えすぎたら? 卵胎生魚の対処

グッピーやモーリーなどの卵胎生メダカは、繁殖が容易なため、増えすぎてしまった稚魚のその後の対処が問題になる。熱帯魚が増えすぎたらどうしたら良いのでしょうか。今回は、増えすぎた稚魚に対して、どのような対処方法が考えられるだろうか考えていきましょう。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

熱帯魚が増えすぎたら……卵胎生魚の対処

熱帯魚が増えすぎたら?

熱帯魚が増えすぎたら?

Q.卵胎性メダカの繁殖の事(個体数のコントロール)の事で質問させて下さい。現在私は、グッピーとモーリーを飼っているのですが、例によって個体数の増加に頭を悩ませています。ペットとして飼っているのでなるべく淘汰はしたくないのですが、このへんの事については飼育本を見てもあまり歯切れの良い答えは書かれていません。良い方法があれば教えて下さい。
 
ミッキーマウス・プラティー
ミッキーマウス・プラティー
胎生魚の多くは繁殖が容易なため“魚が増え過ぎる”ことが問題となることも多々。
A.私も幾つかの魚を繁殖させているので、ご質問の悩みについては良く理解できます。正直に申せば、一般魚(グッピーなど)では引き取り先が無いのが現状です。人気のある魚であれば、育成技術が確かであれば一部引き取ってくれるショップも存在しますが、一般魚となると皆無です。懇意にしているショップがあれば、無償であれば引き取る店もあるでしょうが、余り良い顔はされないでしょうね。考えられる対策としては、
  • あえて雌親・稚魚を隔離せず、生存率を下げる。
  • 友人知人に提供する。
  • 購入したショップに相談してみる。
  • インターネット掲示板等は利用して、欲しい方を募る。
  • 成長する前に、他の魚の餌にする。

位でしょうか。

魚とは言え、“命”に関する問題ですから、人それぞれ異なる倫理観を考慮して、飼育書等ではどうしても歯切れが悪くなってしまうのでしょうね。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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