たくさんの課題はあるが、それ以上の未来がある

コールオブデューティーの図

PSVRで遊べたら面白そうなゲームなんて、いくらでもあります(イラスト 橋本モチチ)

素晴らしいゲーム体験ができるPSVRですが、課題もあります。というより、課題はたくさんあります。それは必ずしもPSVR特有の課題というわけではなく、VRという未知の体験に伴う課題であったり、ゲームの周辺機器というものの課題だったりもします。

例えば、PSVRは遊んでいると、ゲームに酔うことがあります。軽いめまいがしたり、ちょっと気持ち悪くなる人もいるかもしれません。これは個人差があります。ガイドも実際に遊んでみた際、短時間のプレイでも酔いを感じました。プレイヤー側の慣れの問題もあるでしょうし、ハードやソフト側で改善できる部分もあるでしょう。SCEは人によって酔う場合があることを認めていて、それを無くしていく努力を発売までしていくとのことです。

また、プレイしている見た目もおそらく課題の1つになると思います。PSVRをつけてゲームをしている人の姿は、控えめに言って、ちょっと怖いな、という感じです。ゲーマー同士なら何の問題にもならないでしょうが、例えば旦那さんがゲーマーで、ゲームをしない奥さんがその遊ぶ姿を観ていたら、ちょっと心配になるかもしれません。これは商品のイメージによって解決できる部分も大きいので、PR戦略が非常に重要になるはずです。

より、大きな問題、そして誰もが気になるポイントとして、価格もあるでしょう。PSVRがまさか、数千円で買える、というわけにはいきません。たとえ何万円したとしても、体験できるゲームの素晴らしさを考えれば非常に安い買い物だろうとガイドはオススメできますが、ゲームなどの娯楽に使えるお金は人によってある程度限られているものです。

そしてこれらの問題と関連しつつさらに重要になるのは、対応ソフトが充実するかです。基本的に、コンシューマーのゲームソフトというのは、そのソフトが動作するハードが多く普及すればするほど、タイトルもたくさん発売されます。周辺機器が必要、ということになると、タイトルの数はその周辺機器の普及した数に左右されます。特に日本国内においては据え置きハード全体が苦戦し、もともとのタイトルが少ない状況があり、そのことはPS4も例外ではありません。

酔いであったり、イメージであったり、価格であったりで、スタートにつまづくと、その後、中々ソフトを充実させることができずに悪循環が起こる、ということもあり得ます。もしそうなると、特にRIGSのような、PSVRで遊ぶことに特化してチューニングされたタイトルは、増えにくくなるでしょう。

長々と課題を書きました。実際、PSVRに課題は山積みでしょう。簡単に売れる類の商品ではないと思います。むしろ、販売戦略の舵取りは大変だと思います。

だから、ダメだ、と言いたいのではありません。その真逆です。どれだけ課題があっても、それらの課題を乗り越えるに足る魅力がPSVRにはあります。色々と難しい部分はあっても、ガイドはPSVRを応援したいですし、オススメしたいです。何故なら、ゲームの世界がまるで変ってしまうからです。未来がそこにあるからです。

もう一度念を押してお伝えしますが、この記事はPSVRの魅力を全く伝えきれておりません。これから発売が近づくにつれて、体験できるイベントが増えてくると思います。もしゲームが好きで、PSVRに興味を持ったなら、万難を排してその機会に挑むことをオススメします。その時初めて、この記事では伝えきれていないということを、そこに未来があるということを、本当の意味でご理解いただけるかと思います。

【関連記事】
E3で未来が見えてきたPS4(AllAboutゲーム業界ニュース)
PS4が海外で売れて、日本では売れない理由(AllAboutゲーム業界ニュース)
ゲーム専用機がスマートフォンに奪われたもの(AllAboutゲーム業界ニュース)

【関連サイト】
田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト)



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。