まだ何もしていないのに、ドキドキしたり、キョロキョロしたり

RIGSの図

ゲージやアイコンなんかも、PSVRだとかっこよく感じられます。ロボットに乗ってる感じが、増しているからでしょうか

PSVRのロンチタイトルとして、SCEから発売が予定されている「RIGS: Machine Combat League(以下RIGS)」というタイトルがあります。ロボットを操縦して3対3のチームで対戦する、主観視点のシューティングゲーム、いわゆるFPSのタイトルです。

細かいゲームの内容については今回あえてご紹介しません。それ以前の話として、格納庫の中でロボットに乗り込んだ時点で、ドキドキが止まらなくなります。前を向けばロボットに乗ってる分少し高い視点、この高い視点も、ただのゲーム画面ではなく、本当にちょっと高いところにいる感覚があります。普通のゲームでも、プレイヤーキャラクターが高いところに行くと、自分もその高さを感じられる場合がありますよね、あれがもっとずっとリアルになります。ああ、ロボットに乗っている、と思ってドキドキしちゃうんです。

下を向くと、自分がいます。本物の自分じゃないですよ、パイロットの姿に置き換わっていて、手にはPS4のコントローラーである「デュアルショック4」ではなくロボットの操縦桿が握られています。何か変身したような気分です。

今、前を向くとか、下を向く、という表現をしましたが、それはコントローラーの操作ではありません。普通に周りを見渡すように、実際に顔を動かすと、それと連動して画面が動くんですね。おそらく、PSVRを初めて体験したほとんどの人が、辺りを見渡すんじゃないかと思います。あまりに不思議で、つい「キョロキョロ」しちゃうんですね。

観ると居るでは比較にならない

アサシンクリードの図

普段のゲームでも高さを感じることはあります。でも、PSVRのそれはまた別物です

ゲームが始まると、ロボットは格納庫から昇降機で上にあげられ、戦場となるアリーナに到着します。またこの、昇降機であげられる感じがいいんですね、もう気分は完全にパイロットです。今までのゲームにもあったような1つ1つの要素が、全て新鮮に感じられます。

ロボットを操縦すると、当然ですが、動きます。しかしその当たり前のことに感動します。何しろ、感覚的にはロボットに乗っているわけですから、ちょっと動いただけでも本当にドキドキ。ジャンプして、空中の浮遊感、落ちる時のゾクゾク感、アクションの1つ1つが真新しく感じられます。

敵を見つけたら、狙いを定めて撃ちます。顔を動かすことで見渡せるとお話しましたが、敵に照準を合わせるのも、敵の方を向けばそれで照準を合わせることができます。とても新鮮で、そして非常に直感的であり、簡単です。

夢中になって、相手を見つけて、撃って撃たれて、ロボットを操作して、夢のような、というか、まさしく夢でも見ているような時間をすごします。プレイしたあと、別の人が遊んでいる様子を、普通のモニターで観ると、また驚かされます。さっきまでかかっていた魔法があっさりと解けて、普通のゲームに見えるのです。同じゲームでも、まるで別物です。普通のモニターではゲームを観る、ですよね、でもPSVRはゲームに居る、です。観ると居るでは比較になりません。

迫力があるとか、没入感が増すとか、他のゲームの紹介でも使うような言葉で表現しても伝わらないのが非常に難しいです。

ガイドが今まで経験した中で、これに最も近い体験は止まっているエスカレーター、でした。みなさんは止まっているエスカレーターを昇ったり降りたりしたことはありますでしょうか? どうなると思いますか? 普通の階段と変わらなくなると思いますか? 実は違うんですね、頭では止まっているとはっきり分かっていても、「あ、止まってるね」なんて口に出していたとしても、体の方が反応して動いていることを前提にバランスを取ろうとするんです。止まっているのに動いてるつもりでバランスをとる、なので、グラッときます。

ある意味でこれに非常に近いと感じました。頭ではもちろんゲームと分かっています。しかし、視界を完全に奪われてゲームの世界に放り込まれると、体の方が反応してしまうんですね。PSVRで受けるゲーム体験というのは、視覚によってもたらされるものではありますが、より身体的な感覚に訴えかけるものです。まさしく、Virtual Reality、仮想現実というにふさわしい体験です。

さて、驚くべきは、そんなスゴイものが、2016年10月には商品化され、お家の部屋にいながら仮想現実の世界へ行くことができるようになる、ということでもあります。しかし、PSVRにも課題がないわけではありません。