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あなたの市場価値を高めるコミュニケーションの要諦(2ページ目)

ダイバーシティーの世の中、さまざまな価値観を持った人を組織が吸収しています。働きやすい職場環境を構築し、多様性を認め、その多様性による化学変化を期待してのことでしょう。しかし、その組織もいつ何時破綻するかもしれません。組織に安住することなく、常に健全な危機感を持って、自らの市場価値を高めたいものです。今回は、自分の市場価値を高めるコミュニケーションについて考えてみましょう。

豊田 健一

執筆者:豊田 健一

総務人事・社内コミュニケーションガイド

バッティングしない仲間とグループを組む

話をしている様子

専門家グループを組むことで、市場に出るチャンスが増える

市場価値が見えたとしても、一人で売り込むだけでは、限界があります。 自らが持っているスキルやナレッジとバッティングしない仲間と緩やかなアライアンスを組むという手があります。朝食会とか異業種交流会など、外のプロと接する機会が増えています。その仲間と組むことで、さまざまなチャネルが開けます。

例えば、私は社内報が得意分野なので、会社案内が得意なプロと、あるいは、ダイレクトメールが得意なプロ、或いは、印刷のプロ。そんな仲間とアライアンスを組んでおけば、その3人のネットワークから、社内報のニーズが入ってくる可能性があります。

ここで、大事なのは、自らの専門分野、得意技をあまり広げないことです。いろいろできる、ということは、どれも強くないと見られてしまいます。ですから、自らの得意技は絞って、それを目当てにアライアンスを組んでもらえるようにしておきます。

コミユニケーションの要諦その3
コミュニケーションの中身を尖らせ、求心力を持たせます。それにより、違う分野の専門家が集まってきます。その専門家とアライアンスを組むことで、さまざまなチャネルが開けてきます。

結局、世の中はコンテンツで勝負

組織に所属している状態では、先に記したようなアライアンスを組んで仕事、そんなことは難しいかもしれません。しかし、健全な危機感は常に持ち、自分オリジナルのコンテンツを作成する努力はしていきたいものです。

雑誌や新聞からWeb、そしてモバイルと、メディアが進化しています。しかし、そこに載せるコンテンツがないと、ただの紙であり、ただの箱。今後メディアがどのように進化したとしても、そこに載せるコンテンツがないことには、その市場価値が生まれません。

ですから、いつ何時必要となるかもしれないので、自らのコンテンツが作れるように棚卸をしておくのです。コンテンツ、テキストができれば、人前でお話することも可能です。原稿執筆と講演活動が可能となります。とするならば、意識して、文章を書く訓練をしておくとか、人前でお話する機会を増やすなど、その日に向けた準備を怠りなくしておくことです。

自らの強みを発見し、その強みをベースにコンテンツを作り、そのコンテンツをベースにアライアンス先を引き付ける。これから必要なコミユニケーションの仕方です。

コミユニケーションの要諦その4
コミュニケーションのネタ、コンテンツを持つことで、どのようにメディアが進化しようと、生き残れる強みが保持できます。コンテンツがあれば、口頭によるコミュニケーション、メディアによるコミュニケーション、いかようにも対応できるのです。

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