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アイドルネッサンス橋本佳奈卒業!

TOKYO IDOL FESTIVALはじめ今年の夏のアイドルシーンの主役に踊りでたアイドルネッサンス。そのメンバーのひとりであり、リーダーの橋本佳奈が卒業を発表。その卒業公演がAKIBAカルチャーズ劇場で行われた。最後に彼女からコメントもいただきました。

大坪 ケムタ

執筆者:大坪 ケムタ

アイドル・タレントガイド

前売完売、ロビー観覧、無料生配信…ファンの思いが異例の卒業公演に

今年の夏、ニューシングル『夏の決心』をひっさげてTOKYO IDOL FESTIVALをはじめとしたライブイベントで時に熱く、時に爽やかな風を吹かせてきたアイドルネッサンス。10月4日に行われる恵比寿ザ・ガーデンルームでの初のワンマンライブも完売し順風満帆に見えた中、9月1日唐突に発表されたのがリーダー・橋本佳奈の卒業だった。今後は学業と両立させつつレポーターやキャスター・タレントの道に進むという。

7人の白い制服姿の見納めとなったのは、9月21日レギュラー公演『アキバで想い出トラベルネッサンス』の千秋楽。奇しくもアイドルネッサンスが1年続けてきたAKIBAカルチャーズ劇場でのレギュラー公演の卒業の日と同日に橋本佳奈卒業公演が行われた。
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同公演のチケットは早々に前売完売し、急遽ロビーでのモニター観覧募集を実施。さらにスカパー!オンデマンドで無料生放送配信が決定と、同劇場としても異例の体制で行われることに。17時30分、会場が暗転し、スクリーンに「橋本佳奈卒業公演」というタイトルが浮かぶ。

いつものレギュラー公演なら楽曲からスタートするところだが、この日はメンバーの挨拶からスタート。ただ、それぞれの自己紹介フレーズの中に「かなぼん!ちゃんと聞”かな”いとダメだよ!ここにいる全員かなぼんのこと愛してルネッサンス!」(比嘉奈菜子)、「今日の気分を色で表すと、かなぼんということでユニオンジャック色の気分だにゃあ」(南端まいな)、「かなぼんへの愛も止まらない!」(宮本茉凜)と橋本にひっかけた言葉を入れてみたり、中でも石野理子は橋本が考えてくれたという以前のキャッチフレーズ「苦しい悲しいこりのしい!ポジティブ目指して前進中!」をこの日だけ復活。
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前半の楽曲は橋本自身が選んだセットリスト。1曲目『Good day Sunshine』(オリジナル:SAWA)は以前インタビューでも「最初の乃亜ちゃんとのハモリが楽しい!」と言っていた曲。続く『7 COLORS~Over the Rainbow~』(PERSONZ)は今年のTIF SKY STAGEでも歌われた印象深い曲。何より曲のタイトルからして「7人のアイドルネッサンス」を象徴するような曲だ。『ガラスのジェネレーション』(佐野元春)、『Happy Endで始めよう』(大滝詠一)を挟んで、甘く歪んだギターサウンドの前奏と共に橋本が中央に立ち「神様みたいな立ち位置が楽しい」と常々話していた『Lucky』(スーパーカー)。そして『女の子は泣かない』(片平里菜)と「橋本佳奈フェイバリットナンバー」のコーナーは続いた。

この日のセットリストは対バンで多くかかる『夜明けのビート』『ガリレオのショーケース』といった観客をブチ上げる曲は少なめ。しかし、だからこそ一曲一曲にかけるメンバーからにじみ出る熱がいつも以上に伝わってきた。卒業ライブ前の各メンバーのブログに「笑って送りたい」「最高のライブで送りたい」という言葉が並んでいたが、その思いをただ激情的に出すだけでなく、最上の歌とダンス、そして笑顔としてアウトプットできるのが、今のアイドルネッサンスの強さだ。7人の左手首に巻かれた日付入りの白いラバーバンドが、同じ思いで繋がってるかのよう。
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