両面を見ることができた時にこそ、愛を体験できます
ワークを行ってみて、いかがだったでしょうか。「私の彼は完璧!」と思っていた人は、これまで自分が意図的に気づかないふりをしていた、彼の悪い点を認識することができたでしょう。
逆に「自分の彼女は最悪!」と思っていた人は、出会った頃の新鮮な気持ちを思い出したかもしれません。
このワークの素晴らしい点は、どちらの人もワークを行うことで、「より深い愛情をパートナーに抱くことができる」という点です。
つまり、いい面、悪い面どちらかだけに偏った見方をしているということは、相手の本当の姿を見ようとせず、まるで相手を2分割して半分だけと付き合っているようなものなのです。2分割せず全てを愛することができれば、単純に倍の奥行きを持って相手を愛することができるということです。
人は、パートナーの真実の姿を知ろうとするときにはじめて、深いコミュニケーションをすることができ、深い愛を体験することができます。
冒頭に申し上げたとおり、パートナーと出会ったばかりの人、パートナーとマンネリしている人……どちらの場合も、パートナーを今より愛したいと思うならば、このようなワークを通じて、バランスのよい相手への視点を持ち直し、真実の愛を体験していただきたいのです。
私たちは、バランスを失った見方をしている時に、愛を体験することはできません。どのような人も良い面と悪い面を兼ね備えているという真実の視点を得たときにこそ、深い愛を体験することができるのです。
ポイント:どのような人も良い面と悪い面を持っている
尊敬する師や素晴らしい恋人、優れた部下や親しい友人。どのような人にも、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。それは人物だけでなく世の中の、すべての事象に当てはまります。
そしてそれは、あなた自身も同様です。あなたもまた、良い面と悪い面の両方を持っています。
パートナーの両面を見ることができたら、次はあなた自身についてもワークを行ってみましょう。きっと、これまでのあなたの認識が変わるほど、自分自身が素晴らしい人物だと分かり、何事も自身を持って行動することができるようになります。