紺碧のエーゲ海、白い街並みが輝くミコノス島
ブーゲンビリアの花が彩りを添える美しい街並み
ミコノス・タウンを自由に散策するペリカンは島のアイドル
アテネからは、毎日7便以上のフライト(夏季)があり、所要時間は約40分です。夏季、ピレウス港やラフィーナ港からも毎日、多くのフェリーや高速艇が出ています。風の強い日は欠航になることもあるので注意が必要ですが、ピレウスからはシロス島などに寄港し、約5時間30分、高速艇では約4時間ほどです。
散策に最適、見所は徒歩で回れるミコノス・タウン
リトル・ヴェニスを見晴らせるカト・ミリの風車
夜はバーやビーチで賑やかにナイトライフを楽しむ観光客が溢れ、夏は明け方まで音楽が鳴り響く眠らない街となります。
港沿いを歩くと、真っ白な教会、パラポルティアニ教会があります。絵葉書などで見かける、ミコノス島の代表的な風景のひとつ。5つの礼拝堂がある珍しい建築様式で、最も古い教会部分は15世紀に建てられました。
パラポルティアニ教会の近くにある民俗博物館は、小規模な博物館ながら興味深い展示内容です。19世紀の人々の暮らしを再現しており、伝統的な手工芸品のコレクションは見応えがあります。
パラポルティアニ教会からさらに港沿いを行けば、リトル・ヴェニスと呼ばれる地区に出ます。港に面してスタイリッシュなカフェバーやレストラン、タベルナなどが軒を連ねます。ここから近くの丘にあるカト・ミリの風車と夕陽を眺めるのがおすすめ。17~19世紀に建てられた風車は元々、11もありましたが、今では6つ(1つは風車がとれています)になっています。風車の丘から見下ろすリトル・ヴェニスの風景も素晴らしいです。
ミコノス島に遺跡はありませんが、キクラデス文明の足跡を辿る、見応えのある考古学博物館があります。主にディロス島やパロス島などから出土した器や装飾品などを展示しています。ホメロスの叙事詩『イリアス』で語られたトロイ戦争の様子が描かれた巨大な壺は必見。
エーゲ海洋博物館は、キクラデス様式の住居を改造した建物で、ミコノス島と海との関わりの歴史を紹介しています。古代から19世紀までの船の模型や地図、羅針盤、航海道具などが展示され、使用されていた灯台の内部が見学できます。
アノ・ミリの丘の風車は、ミコノス・タウンの東の小高い丘に位置します。アノとは上を意味し、 カト(下を意味)・ミリの風車とともに、ミコノス島のシンボルです。風車の内部も見学できます。ここからミコノス・タウンを一望でき、清々しい風景を楽しめます。