春夏は陽を、秋冬は陰を補う

かき氷、アイス、お冷、ビール、素麺、刺身。気がつけば冷たいものばかりではありませんでしたか……?

かき氷、アイス、お冷、ビール、素麺、刺身。気がつけば冷たいものばかりではありませんでしたか……?

中医学では「冬病夏治(とうびょうかじ)」といって、冬に起こりやすい病気を夏の時期からケアする治療法があります。

ここでいう冬に起こりやすい病気とは、冬に不足する陽気が原因で起こる感冒、冷え、ぜんそく、リューマチ、関節痛などです。この治療法は、まだ陽の気が十分にある夏の間に、しっかりと陽をチャージすることによって、冬に悪化する症状を緩和させるのが目的です。

しかし、いくら陽気を補えといっても、今年のような酷暑はけっして自然な気候とはいえませんよね。涼をとるために普段より冷たいものに手を出したり、エアコンや扇風機に当たる時間が増えたり、薄着になる機会が多かったりしませんか。

一時ならいいのですが、このような陽の気を妨げる行為を長い間続け、このまま秋冬に突入すると普通の人でも体調を崩しやすくなるので、注意が必要です。

陽気不足チェック

□ 下痢や軟便になりやすい
□ 舌の色が白っぽい
□ カラダがむくんでいる
□ 手足が冷たい
□ ビール、アイスクリームなど冷たいものが好き
□ トイレが近い
□ 冷房が効いた場所で過ごすことが多く、カラダが冷えている

このなかで3つ以上当てはまれば、アナタは陽気不足かもしれません。
陽気不足だからといって、ひとそれぞれ程度が違ったり、治療するまでもない場合もあります。しかし、放っておくとやはり冬場の感冒・冷え・生理痛・ぜんそく・リューマチ・関節痛・下痢などに悩まされる可能性が高くなります。

また、免疫力低下で起こる病気や冷えが原因の花粉症や不妊症など、陽気不足は万病の元です。陽 気を高めカラダを温めるには、「夏場もシャワーだけで済まさず湯ぶねにつかる」、「首・お腹・足の保温」、「汗をかいたらしっか りとふき取り、すぐに冷気に当たらない」なども必要ですが、食事や漢方薬でのケアもいろいろあります。

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