質感・香り・味わい
表面はすべすべとなめらかで固く、黄色みがかった白色。"Caciocavallo Silano"の文字とカラマツのロゴの焼印が押してあり、くびれた部分には縄がくくりつけられています。中の生地はアイボリー色。繊維状の組織はしなやかで、むっちりと締まっていて弾力があります。またその製法ゆえ、中に亀裂が入っている事が多くあります。香りはほんのりとやさしく、ミルクを感じ、クセはほとんど無ありません。
食べると微かな酸味、そしてミルクの甘みとコクが感じられます。優しい味わいで誰にでも食べやすいチーズです。
美味しい食べ方
スライスしてそのまま食べたりサンドイッチにしたりしても美味しいのですが、焼くとさらに美味!また、よ~く伸びるので、視覚にも訴える魅力的なチーズです。その食べ方をいくつかご紹介します。- 1~2cm厚さにスライスしたカチョカヴァッロをフライパン(テフロンがおすすめ。油はひかない)で両面ソテー。表面がカリッ、中がとろりとしたところで塩胡椒し、アツアツのうちにいただきます。これをパンやサラダにのせて一緒に食べても美味。
- カットしてピザのトッピングに。
- サイコロ状にカットしてパスタに混ぜて。
- 薄くスライスしてパニーニの具に。ホットサンドにしても美味。
- スライスをパンにのせて焼き、チーズトーストに。
- スライスしたものをフライパンで焼いて溶かし、肉や野菜のグリルにかけて。
- 厚切りカチョカヴァッロにパン粉を付けて揚げたり、オーブンで焼いて。
- グラタンにのせて焼いて。
- バーベキューしても美味しい。
- スモークしたアッフミカートタイプは、カットしてそのままおつまみにしても美味。
合わせたいお酒
カチョカヴァッロは、何にでも合わせやすいチーズ。白ワインはもちろん、軽めの赤ワイン、そしてビール(特にアッフミカートタイプと好相性)ともよく合います。以上、今回はカチョカヴァッロ・シラーノについてご紹介してきました。そのままはもちろん、焼いて、揚げて、料理に混ぜて、トッピングして……と、食べ方はいろいろ!特に、厚切りカチョカヴァッロをソテーして、表面がカリッ、中がとろりとしてきたところに黒胡椒をぱらり。アツアツを頬張りながら、ビールやワインを一杯やるのは至福!私の一番好きな食べ方です。ぜひ一度お試しください。