リチュエルの看板商品、エスカルゴ
プラリン
じっくり寝かせて折り込んだクロワッサン生地に各種カスタードクリームをたっぷり巻き込んだ渦巻き状のエスカルゴはパリのサイズ。5つのバリエーションがあります。ざっくりと焼きこまれた生地の層は上下がキャラメリゼされ、中はもっちりと、透き通るようです。
ショコラ・ピスターシュ
「プラリン」(590円)は有機アーモンドで作られた自家製プラリネ。「ショコラ・バナーヌ」(590円)は有機ドライバナナとミルクチョコレート。クリストフさんが気に入って週に4回食べることもあるという「ショコラ・ピスターシュ」(590円)はKAOKAのブラックチョコチップと色鮮やかなピスタチオペースト。
日本限定マングー・ヴァニーユ
「クリームチーズ・フリュイルージュ 」は有機フリーズドライの赤い果実(フランボワーズ、イチゴ、カシス)入り。シロップ漬けや冷凍の果物は使われていません。「マングー・ヴァニーユ」はパリにはない日本限定品。有機ドライマンゴーの濃厚な果実味と有機バニラビーンズをたっぷり感じます。
クリームチーズ・フリュイルージュ
「ショコラティン」(390円)はいわゆるパン・オ・ショコラ。kAOKAのオーガニックショコラバー2本が巻き込まれています。クロワッサンやエスカルゴ同様、バリバリとした層に力があって食べ応え十分。クオリティの高さを感じます。
ニフレット
「ル・サクリスタン」(590円)はパイ生地にカスタードを敷き、棒状にねじったもので、カリっとしたグラニュー糖の食感が楽しめます。「ニフレット」(5個530円)は伝統菓子に着想を得たプティフール。オレンジブラッサムウォーターの香るカスタードがあしらわれています。
最高の味の追求と限りなくローカルの素材を使うこと
これらのヴィエノワズリーはそれぞれ可能な限りローカルであること、すなわち日本の食材にこだわっています。土地のトップクオリティのものを使いたいというクリストフさんが選んだのは、北海道産の有機小麦「ハルキラリ」や山梨で自然循環農法をする黒富士農場の放牧卵、日本で初めて酪農の有機JAS規格をクリアしたという千葉の大地牧場の牛乳など。しかしバターはAOC認定「パムプリー」のものがフランスから直送されています。
ショコラティン
AOCのバターを輸入して使うのは関税の関係で非常に高価になると思いますが、それでも使う理由はなんでしょう?と尋ねると、「味です!」と即答が。バターに関してはやはり環境も技術も揃っているフランスのものとなるようです。パムプリーは小さなコーポラティブ(協同組合)で町の事業として約20軒の酪農家が協力して営み、毎年複数のコンクールで金賞をとるおいしいバターなのだそう。
プラリン
クリストフさんは、クロワッサンというフランス伝統の食文化を表現することと、それをローカルの食材で表現することを同時にしたい、と言います。ローカルの食材を使うということもまた、伝統的な食文化の表現と言えるかもしれません。