マットレスの種類
マットレスの良さは値段に比例すると言われています。実際に寝転がって試してみるが◎
■ポケットコイルスプリング … コイルが独立していて、点で身体を支えて重みを分散し、自然な寝姿勢となります。振動が伝わりにくいため、恋人と一緒に寝ることがあるという人にはおすすめ。
■ボンネルコイルスマットレス … 連結されたコイルで身体を面で支えるため、布団の寝心地に近くなります。通気性がよいため、汗っかきな人に向いています。
■ウレタンフォーム … 体型に合わせて包み込むように沈み込み、柔らかい寝心地です。通気性が悪く、お手入れをしないと、カビが発生することも。また、コイル系のマットレスに比べて、傷みも早いです。
マットレスの種類をご説明しましたが、それぞれに値段はピンキリで、文章を読んだだけでは、どれを選んだらいいのかピンとこないと思います。
一般的にマットレスの寝心地の良さや耐久性は値段に比例すると言われています。ただし、一人暮らしはライフスタイルが変わりやすく、ずっと同じベッドを使い続けられるとは限らないもの。あまり高級なものを買っても、すぐに手放すことになってしまう可能性も少なくありません。
手頃な価格でも納得のいく寝心地のベッドを探すなら、できれば自分で店舗まで足を運んで、実際に横になってみるのがおすすめです。腰痛や肩こりなど慢性的な身体の不調がある人は特に、実際に試してから購入するのが安心です。
■ベッドに布団を敷くのはアリ?
良いマットレスを買おうとすると高い。だったら、手持ちの布団をベッドの上に敷いて寝てたらどうだろう。マットレスよりも布団の寝心地の方が好みという人もいるかもしれません。
ベッドの上に布団を敷くことで、毎日の布団の上げ下ろしの手間がなくなります。フローリングに布団を敷いて寝ると、どうしても埃や湿気が気になりますが、床から上に上がることで、布団のそういったデメリットが緩和されます。
ただし、注意したいのは、いずれにせよ布団はマットレスよりも湿気を吸いやすいということ。ベッドの上に上げることで少し良くなりますが、完全には解消されません。ベッドのフレームや布団がカビてしまったというケースもよくあります。マットレスのように敷きっぱなしというわけにはいかず、こまめな布団干しが必要。日中部屋にいることの少ない一人暮らしにとって、布団干しは面倒な家事のひとつです。
家事の負担をできるだけ減らしたいなら、マットレスがベター。こまめなお手入れができるなら、ベッドの上に布団もアリです。その場合も通気性の良いすのこベッドを利用するなど、湿気対策を取っておくといいでしょう。