恋愛や結婚、誰と付き合ってもうまくいかない人の理由
うまくいかないのは、自分が原因かも?
でも、実際は、「本当の意味で人を愛し、愛されることほど難しいことはない」と言っても、過言ではありません。
これは、今、フリーの人や独身の人にだけに言えることではありません。
実際は、巷のカップルの中でも、「本当に相思相愛か?」というとそうではないこともあるし、さらに、結婚していても、実は仮面夫婦で「離婚は時間の問題」なんてこともあるのです。
大概人は、自分が人を愛せないのは、さらに恋愛、結婚がうまくいかないのは、「相手の(魅力の)せい」だと思いがちです。でも、実際は、自分自身に原因があるかもしれませんよ?
今回は、「恋愛がうまくいかない人が持っている問題」を6つ紹介します。自分に当てはまることはありませんか?
<目次>
その1:人と関係を築けない
付き合っても、すぐに気持ちが冷めてしまう人がいます。さらに、相手が理想とは違うと嫌いになってしまう人もいます。人と関係を築くというのは、「相手を自分の都合のよい人にすること」ではありません。都合が悪いところがあっても、許し、折り合いをつけあい、共に生きていくことこそが重要です。
人と関係を築けない人は、自分と関わる人は“自分の人生のオプション”くらいにしか考えていません。だから、関わるのが面倒くさくなると、さっさと縁を切り捨てるのです。
でも、誰もがおのおの“自分の人生”を歩んでいます。あなたのために生きているわけではありません。相手の人生を尊重し、お互いの違うところも認め合い、それでも関わり合う気持ちがない人は、どんなに素敵な人と出会っても、うまくいきません。
そんな人は、相手に魅力がないのではなく、自分に「関係を築く能力が不足している」ことに気づきましょう。
他にも「恋愛がうまくいかない人が抱えている問題」はあります。次に紹介する問題は、意外と現代人には多いことかもしれません。
その2:強いこだわりがあり、人に合わせられない
時には、こだわりよりも、相手に合わせられるしなやかさを!
もちろん、人生において、恋愛や結婚を必ずしもしなくてはいけないというわけではありません。だから、一人の世界を満喫したい人は、誰かを巻き込まないで一人でいればいい、とも言えます。
ただ、恋愛、結婚に限らず、仕事でも人間関係でも、人と「調和」することを学ぶことは重要です。結局、なんだかんだ言って、人は一人では生きていけないからです。
強いこだわりがある人は、ブレない人だとも言えますが、もしかしたら、「人に合わせたらブレてしまう恐れを抱いている人」とも言えます。もっと芯の部分でブレないものを持ち、しなやかに周りとも合わせられるようになった方が、より自分の世界も広がるものですよ?
その3:人に心を許せない
傷つくのが怖くて、人に心を許せない人は意外といます。もちろん自分の秘密や欠点をすべてさらけ出す必要はありません。でも、「この人なら」と思える相手には、心を開くことも大切ですよ?また、人に心を許せない人は、自分を守ろうとしている行為で、逆に相手を傷つけることがあることも気づきましょう。人は、「相手に信用されていない」と思うと、悲しくなるものです。
傷つきたくない人は、自分のことでいっぱいいっぱいになりがちですが、そのせいで無意識に相手を落胆させるような行為をして、関係を壊していることもあるのです。気を付けましょう。
まだまだ「恋愛がうまくいかない人が抱えている問題」はあります。次のページをご覧ください。
その4:「この人とやっていくんだ」と腹をくくれない
もっと自分に合う人がいるはず」なんて思っていない?
つまり、「この人とやっていこう」と腹をくくれないのです。
独身者に限らず、結婚しても、パートナーとの関係がうまくいかなくなると、修復を目指すよりも、「もっと自分に合う人がいるはず」なんて思い、離婚を繰り返す人は意外といます。
そんな人は、相手のせいではなく、“根気のない自分”に原因があることを知りましょう。
人と関係を築いていくためには、ある程度の「忍耐力」も必要です。人との絆は簡単に築けるものではなく、育むものですよ?
その5:すぐに喧嘩腰になる
自分と意見が合わないと、すぐに感情的になって喧嘩腰になる人がいます。日常に穏やかな日々を求めている人は少なくないので、一緒にいてすぐに喧嘩になってしまう相手とは「一緒にいられない」と思う人は多いでしょう。すぐに喧嘩をしてしまう人は、自分の怒りの感情をコントロールできずに、相手にぶつけてしまうから、言い争いになりがちです。
それがいくら正論であっても、喧嘩腰でこられては、相手はたまりません。
どんなことでも、物は言いようです。それによって、相手に与える印象も変わります。
もし、冷静に相手の立場に立って物を言うことができたら、それは喧嘩ではなく、話し合いで済むはずなのです。
自分の思い通りにいかないことに対する「怒り」、さらに、それに伴う「恐れ」があると、人は相手を攻撃するようになります。でも、それは、“自分の弱さ”なのです。
喧嘩っ早い人は、相手に勝とうとする前に、自分の弱さに勝てるようになりましょうね。
その6:人を愛せない
愛するには、技術が必要!
多くの人が、実は人を愛せていません。自己愛の延長で相手を求めていることが多いのです。
「いや、相手を好きだという気持ちはあるわよ?」と思う人もいるかもしれませんが、実際は、素敵なオモチャが目の前にあるのと同じような感覚で「好き」だという感情を抱いている人が少なくありません。それは、「愛」ではありません。
例えば、そのオモチャが手に入らなかったら、好きなままでいられますか? そのオモチャが壊れてしまっても、ずっと大切にできますか?
そんなときは、さっさと見切りをつけて、他のオモチャを探す人は多いでしょう。
本当の愛情は、理由などは必要なく、ただただ愛しているものです。
もちろんそれは、「片思いの相手をいつまでも執念深く思い続けろ」と言っているわけではありません。
でも、本当に相手を愛していたら、自分のものにならなくても、仮にその相手がほかの人と結婚しようが、ただただ幸せを願い、愛せるものです。
愛というのは、自分の心に増やすものなので、無限大に増えるものです。「あの人を好きになったから、この人のことはもう好きではない」というのは、単に“自分の都合のよい相手”だから好きだというだけのこと。「その程度の愛情だった」ということです。
もちろん、私たちが純度100%の愛情を抱くことは難しいことです。ただ、本当の愛情よりも自己愛の割合が多ければ多いほど、関係は壊れやすいものなのです。巷では、恋のドキドキがなくなったら、「もう好きではない」と、他の相手を探す人も少なくないものですしね。
哲学者のエーリッヒ・フロムは、「愛するには技術が必要」だと言っています。
それはどういうことかというと、人の感情というのは、生まれては消えていくものなので、本当の意味で人を愛することができないと、「恋する→気持ちが冷める→別れる」といったことを繰り返してしまうことを指しています。
つまり、愛を育くむためにも必要なのは、先ほど紹介した、「この人とやっていく」という覚悟を持つこととや、根気よく関係を築くことなんですよね。
さらに言うと、本当に人を愛するためには、まずは自分をきちんと愛せていないとできないものです。本当の愛は求めるものではなく、与えるものですが、自分を愛せていない人は「愛が足りていない」ので、人に愛を求めるものだからです。
つまり、人を愛するというのは、すごく難しいことであり、完璧にできる人はほぼ皆無といってもいいでしょう。ただ、よりできるようになることで、恋愛も結婚もうまくいきやすくなると言えるのです。
誰と付き合ってもうまくいかない人は自分にも原因はある!
今回は、「恋愛、結婚がうまくいかない人が抱えている問題」について、6つを紹介しました。・人と関係を築けない。
・強いこだわりがあり、人に合わせられない。
・人に心を許せない。
・「この人とやっていくんだ」と腹をくくれない。
・すぐに喧嘩腰になる。
・人を愛せない。
自分に当てはまることはあったでしょうか? 恋愛、結婚がうまくいかないのは、「相手のせい」だけではないかもしれません。自分の恋愛、結婚の弱点を少しずつ直していきたいものですね。
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