夏にオススメの海のドライブコース
夏のお出かけといえば、海辺のドライブなど最高ですね!東京から行く海辺のドライブコースといえば、すぐに思い浮かぶのは湘南ですが、この時期の鎌倉~江ノ島あたりの海辺の道は、かなり渋滞していることが多いです。
そこで、今回ご紹介したいのが、東京湾の南半分をぐるっとまわるドライブコース。
東京湾アクアライン
神奈川県の横須賀から"海上国道"経由で千葉県へ。その後、海の絶景を楽しめる展望台に立ち寄り、最後は東京湾アクアラインの「海ほたるパーキングエリア(以下、海ほたる)」で一休みし、川崎市に戻ってくるコースです。
早速、出かけましょう!
"海上国道"って何?
東京都心から横須賀までは、首都高速、横浜新道、横浜横須賀道路(横横道路)を経由して、約1時間ほど。横横道路の終点「馬堀海岸IC」を出たら、国道16号を観音崎方面へ向かいます。じつは、この国道16号、この先の観音崎の手前の「走水(はしりみず)港」と千葉県の「富津(ふっつ)港」の間が"海上国道"区間になっています。
そもそも、"海上国道"という言葉自体、聞き慣れないかもしれないので、簡単に説明しましょう。
青森県にある"階段国道”
世の中には、なんだかヘンな、「変わり種国道」と呼ばれるものがあります。例えば、青森県の演歌にも歌われている「竜飛岬(たっぴみさき)」付近を通る国道339号線には、362段の階段しかない"階段国道"と呼ばれる区間がありますが、これも立派な国道です。
■青森県外ヶ浜町ホームページ(階段国道)
http://www.town.sotogahama.lg.jp/k_spot.html
"海上国道"も、このような「変わり種国道」の一種で、文字通り海の上を渡る国道です。
海の上を渡る国道というと、何となく「橋が架かっているのかな?」と思うかもしれませんが、国土交通省のHPによれば、
"一般に地上につくられた道路あるいは構造物(橋や海底トンネル)はなくても、フェリーボートなどによって、道路と道路とを結ぶ1本の交通系統としての機能があると判断"できるもの
を"海上国道"と定義するそうです。つまり、「橋や海底トンネルがなくても、フェリーなどで海を渡ることができれば、"海上国道”として認める」というわけです。
ちなみに、"海上国道"を含む国道は、全国に24路線あるとのこと。
<DATA>
■国土交通省ホームページ(海上国道を含む路線)
http://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_10b_07.html
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