TEDを使った学習方法
観る世界中のボランティアによって、多くのプレゼンテーションには字幕がつけられているので、話すスピードの速い話者でも問題ありません。もちろん、始めから字幕を見ないようにして聞くことも有効です。また、動画になっているため、音を聞くだけのリスニング練習に比べて聞き取りやすいと感じることが多いです。やはり、場の雰囲気、緊張感などを視覚で捉えられることで、内容が理解しやすくなるのですね。
ディクテーションする
興味のあるプレゼンテーションを一通り見たら、範囲を決めて書き取ってみましょう。プレゼンテーションは平均18分あるので、これをすべて書き取るというのは現実的ではありません。ですから、一番興味を惹かれたところ、聞き取れないところなど、自分で範囲を区切って作業します。3分間くらいで区切れると良いと思います。分からない単語や構文に出会ったときは、徹底的に調べることで、記憶に残るようになります。
書き取った内容を発音してみる
これで、講演者の発言原稿が作れました。仕上げに、講演者と同じテンションで発音してみましょう。一度や二度、発音してみてもおそらく真似できないと思います。動画を見ては真似し、失敗しては見て、と繰り返します。回数を重ねるごとに確実に上達します。この練習を通して、中国語ネイティブがどういったところを強調し、ゆっくり発音するのか、または弱く、速く発音するのかを身体で理解しましょう。
もう一度、動画を観る
上記の練習をこなせば、もうこの動画に関しては比較的楽な気持ちで見ることができると思います。そこで最後にもう一度鑑賞しましょう。身振り手振り、表情などにも意識が向くのではないでしょうか。こうした練習を通じて、ネイティブの話術を少しずつ盗んでいきたいものです。
いかがでしたか?TEDのプレゼンテーションは日に日に新たなものが公開されていきます。また、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちの話し方はみな一様ではありません。自分の興味にあったものを見ながら、楽しく着実に学んでいきたいですね。