フランス語/フランスの文化を知る

おやつは4時!? 子供を通して見たフランスの習慣(2ページ目)

大人の世界でもところ変われば習慣が違うように、子供の世界にも習慣の違いがあります。日本とフランスで違いのある「乳歯」「大人の呼び方」「おやつ」に関する子供の習慣を紹介します。

モワソン 久恵

執筆者:モワソン 久恵

トラベルフランス語ガイド

おやつの時間は何時?


日本では「3時のおやつ」とか「お三時」と、おやつの時間は3時という意識があります。フランスでは「おやつ」を意味する言葉が goûter (グテーる)または quatre heures (キャトる ウーる / quatre-heures の表記も有)というように4時ごろが目安になっています。

フランスの幼稚園や小学校では、給食を校内の食堂で順番に食べる仕組みになっています。11時半に午前中の授業が終わって、一番にお昼を食べ始めると午後3時または4時半の授業の終わりが待ちきれない様子です。

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おやつに何を食べるかも子供にとっては大事な話題

一般的に小学校卒業くらいまでは保護者が送り迎えをしていますが、低学年の子供が学校に迎えに来た大人から奪うようにおやつを取ってかぶりつく光景や、帰る道々おやつをほおばっている光景をよく目にします。日本で言う学童保育のような仕組みで午後6時まで小学校に残る小学生は、おやつを自宅から持参します。

 

自宅にいる週末や長い休暇、友人とのおやつ会、誕生日を祝うおやつ会などでは、4時~4時半におやつを食べ始めます。夕食が日本より遅目なので、よほどの小さい子や食の細い子でない限り、ここでガツンと食べてもしっかり夕食も食べられるようです。
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おやつにもいろいろある

・4時だ、おやつの時間だ!
Il est 4 heures, c'est l'heure du goûter !
(イレ キャットる ウーる セ ルーる デュ グテーる)

・ホラ、おやつにパン・オ・ショコラよ
Tiens, un pain au chocolat pour ton quatre heures.
(ティヤン アン パン オ ショコラ プーる トン グテーる)


※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。

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