宝塚ファン/元タカラジェンヌの活躍

バラエティー番組で活躍する元タカラジェンヌ(3ページ目)

宝塚歌劇団を退団後も、舞台や映像の世界で活動している元タカラジェンヌは少なくありません。その中で「バラエティー番組」に度々出演している元タカラジェンヌたちがいます。彼女たちは宝塚時代、どんな男役、娘役だったのでしょうか。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド


真琴つばささんと紫吹淳さんが、花組や月組で同時期を過ごしたとお話ししましたが、遼河はるひさんはこの二人のトップスターの元で、月組の下級生時代を過ごしました。この三人が同じ舞台に出ていた時期があったのです。
だからでしょうか。バラエティー番組で、この三人の並ぶ姿を見ると、どこか不思議で、やはり嬉しく感じるものです。


余談ですが……メディアで活躍している元タカラジェンヌは、なぜか月組出身が多い! 大地真央さん、涼風真世さん、黒木瞳さん、天海祐希さん、真琴つばささん、紫吹淳さん、檀れいさん(最後は星組)、遼河はるひさん、映美くららさん……皆さん、元月組のスターです。


はいだしょうこ

NHK「おかあさんといっしょ」の第19代目うたのおねえさんとして、子どもやママまでも楽しませてくれたはいだしょうこさん。可愛い天然ぶり、魅惑的(!)なお絵かきなどが人気で、多くの番組に出演しています。

ピアニストと声楽家のご両親の才能をしっかり受け継いだはいだしょうこさん。1998年に宝塚歌劇団に入団し、千琴ひめかという芸名で、星組で活躍しました。

研2より、ほぼ毎公演カゲソロの役を与えられ、研3の『ベルサイユのばら2001』でエトワールに抜擢されました。この時のエトワールが素晴らしかった……。ワッカの衣装で大階段の中央に立ち、アカペラでの朗々たる美しいコロラチュラ。伝説のエトワールと呼ばれました。

また、2001年の星組『エンカレッジコンサート』にも出演し、「ミス・サイゴン」でヒロインが歌う「命をあげよう」と、歌劇「蝶々夫人」のアリア「かわいい坊や」を熱唱。抜群に歌の上手い娘役として期待されていましたが、残念なことに2002年に退団。
現在は、舞台やコンサートなどで活躍しています。


他にもバラエティー番組、またはクイズ番組などに出演している元タカラジェンヌはたくさん。皆さん、各々の個性で楽しませてくれます。
「宝塚歌劇団=秘密の世界」の窓をそっと開け、親しみやすさを与えてくれる元タカラジェンヌたち。芝居や歌と共に、バラエティー番組でもますますの活躍が楽しみですね。
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