真琴つばさ
バラエティー番組に出演する元タカラジェンの先駆者といえば、やはり彼女でしょう。元月組トップスター・真琴つばささん。1985年、宝塚歌劇団に入団しました。タカラジェンヌ時代の真琴つばささんは、あのハスキーな声が魅力のカッコいい男役。下級生時代を花組で過ごし、やがて月組に組替え。三番手時代には『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラや、『ミー・アンド・マイガール』のジャッキー(両作品とも主役は天海祐希さん)など、女役も演じました。
(C)宝塚歌劇団 (C)宝塚クリエイティブアーツ
圧倒的な存在感、柔軟な演技力にコメディーセンスもばっちりで、『WEST SIDE STORY』や『ノバ・ボサ・ノバ』など話題作も多く、真琴さんがトップで上演された中国公演も大成功に終わりました。
抜群の人気があり、トップ・オブ・トップ(トップスターの中のトップスター)と呼ばれていた真琴つばささん。歌番組をはじめメディア出演も多く「宝塚の広告塔」とも。
多くのファンに惜しまれ、2001年、宝塚歌劇団を退団しました。
退団後は舞台を中心に活動していますが、現役時代と変わらぬボーイッシュな雰囲気はファンも嬉しいことでしょう。明るく楽しくバラエティー番組に出演し、宝塚の魅力も話してくれる彼女は、いつまでも「宝塚の広告塔」ですね。
月組トップスター・真琴つばさ―退団
紫吹 淳
最近、すっかりお嬢様キャラで話題になっている紫吹淳さん。確かに……普段はおっとりしていた紫吹さんですが、舞台上ではとてもカッコいい男役でした。バラエティー番組での紫吹さんしか知らない方には意外でしょうが、『ガイズ&ドールズ』のスカイ(ギャンブラー)、『長い春の果てに』のステファン(彼女が大勢いる脳外科医)、『シニョール ドン・ファン』のレオ(究極のプレイボーイ)など、男っぽくキザな役が似合いました。相手役は、女優として活躍している映美くららさんでした。