宝塚ファン/元タカラジェンヌの活躍

バラエティー番組で活躍する元タカラジェンヌ

宝塚歌劇団を退団後も、舞台や映像の世界で活動している元タカラジェンヌは少なくありません。その中で「バラエティー番組」に度々出演している元タカラジェンヌたちがいます。彼女たちは宝塚時代、どんな男役、娘役だったのでしょうか。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

宝塚歌劇団を退団した後も、舞台や映像の世界で活動している元タカラジェンヌは少なくありません。その中で「バラエティー番組」に度々出演している元タカラジェンヌたちがいます。彼女たちは宝塚時代、どんな男役、娘役だったのでしょうか。


真琴つばさ

バラエティー番組に出演する元タカラジェンの先駆者といえば、やはり彼女でしょう。元月組トップスター・真琴つばささん。1985年、宝塚歌劇団に入団しました。

タカラジェンヌ時代の真琴つばささんは、あのハスキーな声が魅力のカッコいい男役。下級生時代を花組で過ごし、やがて月組に組替え。三番手時代には『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラや、『ミー・アンド・マイガール』のジャッキー(両作品とも主役は天海祐希さん)など、女役も演じました。

『黒い瞳』『ル・ボレロ・ルージュ』~真琴つばさ

(C)宝塚歌劇団 (C)宝塚クリエイティブアーツ

1997年、月組のトップスターに。相手役は風花舞さん。1999年からは檀れいさんが真琴さんの相手役を務めました。
圧倒的な存在感、柔軟な演技力にコメディーセンスもばっちりで、『WEST SIDE STORY』や『ノバ・ボサ・ノバ』など話題作も多く、真琴さんがトップで上演された中国公演も大成功に終わりました。

抜群の人気があり、トップ・オブ・トップ(トップスターの中のトップスター)と呼ばれていた真琴つばささん。歌番組をはじめメディア出演も多く「宝塚の広告塔」とも。
多くのファンに惜しまれ、2001年、宝塚歌劇団を退団しました。

退団後は舞台を中心に活動していますが、現役時代と変わらぬボーイッシュな雰囲気はファンも嬉しいことでしょう。明るく楽しくバラエティー番組に出演し、宝塚の魅力も話してくれる彼女は、いつまでも「宝塚の広告塔」ですね。

月組トップスター・真琴つばさ―退団



紫吹 淳

最近、すっかりお嬢様キャラで話題になっている紫吹淳さん。確かに……普段はおっとりしていた紫吹さんですが、舞台上ではとてもカッコいい男役でした。

バラエティー番組での紫吹さんしか知らない方には意外でしょうが、『ガイズ&ドールズ』のスカイ(ギャンブラー)、『長い春の果てに』のステファン(彼女が大勢いる脳外科医)、『シニョール ドン・ファン』のレオ(究極のプレイボーイ)など、男っぽくキザな役が似合いました。相手役は、女優として活躍している映美くららさんでした。

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