裁判所まで巻き込みつつある事態に…

最初にこれまでの経緯がMASATOさんの口から語られる。まず6月20日に岡部凛・明希那両メンバーから脱退の申し出があった。その理由はずばりお金。メンバー5人は中には親の仕送りなどを受けて生活しているメンバーもいれば、脱退する2人は事務所の寮に暮らしていた。毎月のギャラについて吉田さんが「ざっくり言うとケタ万円くらい?」と突っ込むと「そうですね。うちのレベルだとまだそんな感じではあります」と答えるMASATOさん。そして2人から「仕送りなど受けているメンバーと、ないメンバーでギャラの配分が同じなのはおかしくないか。生活保証金を出してほしい」と意見される。しかし運営としてそうした差異をつけるわけには当然いかず、提案は拒否。それを理由に脱退という方向で今後活動を進める事は双方同意し、具体的にいつまでやるか、卒業公演はどうするかなど、この時点ではあらためて話し合いを行う気ではいた。

それがその翌日、ライブ後の物販で2人が脱退することをファンに漏らしてしまう。それで最初は卒業公演など考えていたが、2人がなるべく早く辞めたいという意思があることもあり、契約解除についての書面をまとめた上で、あくまで円満脱退な体の最初の告知文を6月22日に発表。これが最初に掲載された「メンバー脱退についてのお知らせ」。しかし、ここから本当の泥沼に突っ込んでいく。

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しかもここから先、揉めた理由はそれぞれ違う。まず明希那さんは脱退の公式発表から2日後、自身のツイッターアカウントを非公開設定、いわゆる鍵アカにして、そこで残るメンバーや事務所に対する批判を投稿していた。事務所にファンからその件で連絡が入り、これでは円満な脱退は難しいと判断された。

もうひとりの岡部さんの場合、22日夜に父親から連絡が入る。その内容は「事務所と娘が結んでいたマネジメント契約は違法ではないか。訴えることも考えている。事務所から借りているお金を棒引きにすることで事を荒立てなくてもいい」というもの。ここで出てくる「事務所から借りているお金」というのは、岡部さんがもともと遠い実家から事務所まで通っていて交通費が高くついており、事務所も全額負担は難しいが無利子で彼女にその費用を貸していた。この連絡に対し、MASATOさんは「弁護士や社労士の確認のもと作った契約書なので問題ないとは思うんですが、法律の専門家に確認します」と返答。その後、彼女には返済意思なしということで、事務所側から東京裁判所に訴状を提出して現在係争中という状態。

ともかく最初の契約解除についての書類では、今後お互い不利益な形にならないよう円満な解決を目標にしていたが、こういった状態では契約違反と判断し、26日の「強制契約解除処分」の発表となった。これが現在までのガールズアンセムの脱退騒動の顛末となる。

MASATOさん曰く「ファンの皆さんで、辞めた本人らからいろいろ話聴いてる方もいらっしゃるとは思うんで、どっちを信用するかはおまかせしますが、こっちの掴んでいる事実はこれです」。この日、吉田さんも「脱退したらヲタクが女の子の味方になるのは当然ですよね」と言っていたが、この運営側が表にした事実をどう捉えるかはもうファン次第。ただ、今後もガールズアンセムを応援していきたい側のファンはスッキリしたのではないだろうか。