住宅リフォーム/リフォームの間取り・プラン [ライフスタイル別]

50代の間取り、子育ての家から大人の家へリフォーム(2ページ目)

50代はリフォーム適齢期。築年数が20年ほどなら、まさに最適のタイミングです。成功のコツは、設備や内装を新しくするだけでなく、子育ての家から卒業し、自分たち大人がより豊かに暮らせるよう、間取りを見直しておくところにあります。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

子育て対面キッチンからバリアフリーな間取りへリフォームするアイデア

キッチン

周囲を回遊できるキッチンにリフォームしておけば夫婦で助け合いがしやすい(夫婦や親子、2人で料理するキッチンを作るリフォームより

50代からのリフォームではキッチンプランの見直しも必要です。新築で人気の対面式スタイルは、ママが作って子供たちを見守るのに最適な間取り、つまり子育て向きのキッチンです。

子供たちが大きくなったら、自分たちが楽しく料理ができるのはもちろん、年をとっても便利で使いやすい間取りを考えておく必要があります。

例えば、行き止まり無く、周囲をぐるぐるまわれるような回遊動線を持つキッチンにリフォームしておけば、複数で動きやすいので、大きくなった子供や孫たちと一緒に料理を楽しんだり、夫婦で助け合って炊事をしたり。また車いすでもスムーズに通り抜けができるので、バリアフリーキッチンとしても優れたスタイルです。

 

間取りの工夫で、大人部屋や新たな寝室を作るリフォームも

書斎

夫婦でそれぞれの趣味のスペースを持つ贅沢な暮らしも実現できる。

子供部屋が空き部屋になっているなら、そのまま納戸にしておかないで、新たな使い方を考えることで、また新しい暮らしが見えてきます。

収納が足りないなら大きなクローゼットにするのもいいでしょう。ただ放置して納戸にしておくのではなく、使い勝手がいいよう棚を付け、湿気を防ぐ内装リフォームをしておけば、家の傷みを防ぎ、整理整頓がしやすくなり、いつもスッキリ便利に暮らせるようになります。

趣味を楽しむ、大人部屋を作るのもいいでしょう。今までは子供部屋はあっても大人部屋は無い家も多いことと思います。自分だけの部屋で好きなことを思い切り楽しんだり、寝室を分けてお互いがのびのびと眠れるようにするのもいいでしょう。

カビくさいまま放置していても家が傷むだけ、何も生まれてきませんが、今ある間取りを新しい暮らしに活かすリフォームをすれば、そこから新しい生活が始まります。

 

50代はリフォーム適齢期、バリアフリーや性能向上も

バリアフリー

老後のためのバリアフリーもしっかり対策しておきたい(バリアフリーリフォームの基本、意外な必要・不必要より

老後を見据えたバリアフリー、介護のための準備も視野に入れておく必要があります。また省エネ性能や耐震性能など家の基本性能の向上リフォームや、イマドキの時代に暮らしやすい設備選びをしておくことも大事なポイントです。

50代はリフォーム適齢期です。先の人生を誰とどう生きるのか、その暮らしを支える新たな住まいづくりを考えてみて下さい。

老後にマンション暮らしを選択するシニア世代のためのリフォーム事例は下記でご紹介しています。あわせてご覧下さい。
またコレカラの暮らしのための具体的な間取りと、快適性を向上させる断熱・省エネリフォームについては下記で詳しくご紹介しています。

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