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不快な汗はどう対処する? 汗の役割と対策方法(3ページ目)

太陽が照りつけ、ムシムシした空気に汗が止まらない季節。そもそも、人はなぜ汗をかくのでしょうか?つい、臭いや見た目などで嫌われがちな汗ですが、体にとって重要な役割を果たしています。今回は汗の良い面、悪い面を具体的にご紹介しましょう。

清益 功浩

執筆者:清益 功浩

医師 / 家庭の医学ガイド

汗対策

入浴

皮膚を清潔にするのが大切です

汗の不快感や臭いなどを避けるためには、汗そのものと皮膚に付着した細菌に対する対策が必要です。

  • 汗をかくような高温、多湿の環境を避ける
  • 汗をかいたら速やかに洗い流す
  • 石鹸などを使って、皮膚の皮脂や垢、細菌を減らす
  • 湯船につかって、脇などシャワーでは汗を流しにくい所をしっかりと洗い流す
  • 通気性のよい衣服を選ぶ
  • 吸水性で速乾性の下着にする
  • 汗取りパッドを使用し、こまめに好感する
  • 香辛料などの匂いの強い食材は避ける
  • 制汗剤を使う

身体にとって必要な汗ですが、一方で多すぎてしまうと、社会生活の中で悩みになってきます。

局所性多汗症は現在、様々な治療方法があります。塩化アルミニウム溶液を汗の多い部分に塗る方法、電流を流して汗を減らすイオンフォレーシスという方法、2012年11月より原発性腋窩多汗症に保険治療となったボツリヌス菌が産生する毒素を注入する方法がありますので、皮膚科などの医療機関で相談してください。


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