汗をかきすぎてしまう「多汗症」

体にとって大切な役割を果たしている汗ですが、かきすぎてしまうことによるデメリットもみられます。このような状態は「多汗症」と言われ、周りの人に不快感を与えている、衣服が汗で濡れていて恥ずかしい、衣服が肌に張り付いて気持ちが悪い、手であれば紙が汗で濡れて仕事ができない、汗が臭ってしまうなどの訴えが多いです。

どうしても汗は不潔と言うイメージがあって、相手に不快な印象を与えてしまいがちです。人と対面で接することのある仕事では、マイナスイメージになってしまうこともあります。このような汗で困っている人は、約15%程度いると言われています。多汗症には全身に汗が多く出る全身性と、脇の下・手のひら・足の裏など体の一部に汗が多く出る局所性に分かれます。

汗の臭いやあせも

汗は血液から作られ、主に水分が中心なのでそれ自体は無色無臭です。しかし数時間もすると、汗は空気中の酸素によって酸化します。さらに皮膚の油である皮脂、古い角質である垢(あか)と汗の水分と塩分によって、皮膚に付着している細菌が繁殖します。

つまり、汗の臭さは細菌が繁殖したために起こってくるわけです。ただ、血液中の匂いの成分は汗に出てきますので、香辛料などを多く含むものを食べると、汗にも匂いが出てきます。

あせもは汗疹と書き、汗に伴う湿疹で、汗によって悪化する発疹です。汗を出す汗腺が汗を出したくても出せない状態になってしまった場合、中に汗が溜まり、汗腺部分に炎症を起こしてしまいます。特に皮膚に細菌がいる場合はひどくなります。

汗疹(あせも)の症状・原因・治療

次のページでは汗対策について解説いたします。