ひんやりが魅力の冷鉱泉とは?
温泉イコール温かいもの、そう思っている人が多いかもしれませんが、実は必ずしもそうとは限りません。そもそも温泉とは、温泉法によりますと「地中から湧出する温かい水、鉱水および水蒸気、その他のガス(炭酸水素を主成分とする天然ガスを除く)で、「湧出口で温泉の温度が25℃以上のものか、鉱水1キログラムの中に温泉法で定められた量以上の物質が含まれているもの」とのこと。つまり、25℃以下でも規定の物質を一種類でも含まれていれば「温泉」ということになります。
25℃以下となると、体感的にははじめはひんやり、だんだんと肌寒くなるものです。また、冷鉱泉のなかには「修行にきていたのだろうのか」と思うくらい冷たいものもありますが、暑い日には気持ちよくてぴったり!
そこで全国各地にあるひんやり温泉、冷鉱泉のなかでも、ガイドのおすすめをいくつかご紹介します。
白濁が美しい!硫黄冷鉱泉 赤川温泉赤川荘
大分県竹田市にある赤川温泉赤川荘は、標高1100m、阿蘇くじゅう国立公園の渓流沿いに建つ一軒宿。ここに沸く白濁が美しい硫黄冷鉱泉は、冷たくてひんやりとした硫黄泉が珍しく、また泉質も素晴らしいので、「日本一の冷鉱泉」と評判がある温泉です。
露天風呂の真ん中で2つに仕切られていますが、写真手前が42℃に加温した浴槽で、奥が非加温で20℃ほどの源泉をそのまま楽しむことができます。
滝を見ながら加温浴槽を楽しんだ後に、ひんやりとした源泉へ行くと、じめじめとした夏は特に気持ちいい! ただかなり冷たいと感じられるので、長くは入っていられません。
温かい加温浴槽と、冷たい源泉浴槽を交互に楽しむ「温冷交互浴」は新陳代謝が促進され、ダイエット効果も期待できるのでおすすめの入浴法です。
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赤川温泉 赤川荘
・住所:大分県竹田市久住町大字久住4008-1
・電話:0974-76-0081
・日帰り入浴時間:9時~19時(受付は18時30分まで)
・入浴可能曜日:金・土・日・月(火・水・木は休み)
*12月~3月は冬季休館
・料金:大人700円
・公式HP:http://www.akagawaonsen.com/index.php
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