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映画ガイドが選んだ8月のオススメ映画ランキング(2ページ目)

夏本番、夏休み映画も出そろいました。そこで2015年8月の公開作の中から、映画ガイドが10作品をピックアップ。超大作、人気シリーズ、ホラー、ラブストーリー……なかなかバリエーション豊かなラインナップになりました。映画選びの参考にしてくださいね。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

演技派女優、巨人、中年クマ!さて、感動させてくれるのは?

『わたしに会うまでの1600キロ』(2015年8月28日公開)

母を亡くして以来、人生の道を踏み外し、ダメな人生を歩んでいたシェリル(リース・ウィザースプーン)。彼女は人生をやり直すため、あえて厳しい道を選びます。それはアメリカ西海岸の南北を繋ぐ自然道1600キロを歩く旅。しかし、それは想像以上に過酷でした……。

『わたしに会うまでの1600キロ』の原作はシェリル・ストレイドのノンフィクション。大ベストセラーになった本の映画化です。ヒロインがあえて過酷な道を選んだのは、これまで背負ってきた数々の失敗や不義理や裏切りを、この旅で降ろしたかったのでしょう。降ろすためには傷つけた人が受けた傷と同じくらいの厳しい思いをする必要があると感じたからかもしれません。厳しい局面に愚痴ったりかんしゃくを起こしたりしながらも、打ち勝とうとするシェリルの姿は、この映画を見る人すべてに「よし!」と思えるパワーを与えてくれます。(公式サイト

監督:ジャン=マルク・ヴァレ 出演:リース・ウィザースプーン、ローラ・ダーンほか


『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年8月1日公開)

100年以上前に巨人に襲われた人類のうち、辛くも生き残った人々は巨大な壁を作り生活していました。しかし、ある日突然、巨人が壁を壊し、大勢が侵入してきて人を食べていきます。エレン(三浦春馬)とミカサ(水原希子)は逃げる途中で離れ離れになり、ミカサは行方不明に……。

製作中から話題だった人気漫画「進撃の巨人」の実写映画化がついに公開。巨人が人を食らう残酷描写をどのようにスクリーンで表現するのかと思ったら、グロくて見ていられないほどでした……。でもそれが映画の本気度の現れかと。原作ファンはキャラクターやストーリーが違っていることに違和感があるかもしれません。確かに「なぜ巨人も生き残りの人類も全員、日本人?」と謎に思う箇所もありますが、これは原作とは違う、映画版『進撃の巨人』と思えばいいのです。正直、男女のラブはいらなかったけど、早く後篇見たいと思わせますよ。(公式サイト

監督:樋口真嗣 出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多ほか


『テッド2』(2015年8月28日公開)


前作でお付き合いしていた女性と結婚した中年ぬいぐるみのテッド。子供を作ろうと思うものの、ぬいぐるみだから無理です。そこで相棒ジョン(マーク・ウォールバーグ)の精子を提供してもらうことになりますが、果たしてぬいぐるみが親になれるのかという問題があがり……。

雷兄弟(ジョンとテッド)はあいかわらずバカまっしぐらです。二人とも中年なのに頭と行動がお子様過ぎるのがこの映画のキモ。いい年をしていつまでも中二病、バカやっているのが楽しくてたまらないのです。今回は「ぬいぐるみが親になれるのか」という問題に取り組む二人。それなりに一生懸命なんですが、脱線も激しくて。果たしてテッドはパパになれるのでしょうか? 前作同様に下品ですが、スカッと明るいので、意外と夏にピッタリです。(公式サイト

監督:セス・マクファーレン 出演:マーク・ウォールバーグ、アマンダ・セイフライド、ジョヴァンニ・リビシ、ジョン・スラッテリー、モーガン・フリーマンほか

>次のページ、映画史上最悪のイヤなヤツと夏の超大作が登場します!
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