【記事のインデックス】
パートナーのボーナスに認知度は夫と妻で違う?……1P目
ボーナス時の家計、夫と妻のどちらが握っている?……2P目
ボーナスは家計の使途不明金の温床!?……3P目
夫婦の会話:「あなた、今年のボーナスはどうなの?」「ボチボチかな~」
「あなた、今年の夏のボーナスはどんな感じ?」と妻。「いやー、まだ景気が悪いからね。去年とあまり変わらないんだよ……」と夫。こんな会話のやりとりが夫婦の間でされているかもしれません。この2人の会話をよくよく見てみると、妻はハッキリと「ボーナスの金額はいくらなの?」と聞いておらず、夫もボーナスの金額の回答を避けていることに気付きます。実際にパートナーのボーナスの金額を正確に知っている人はどのくらいなのでしょうか?
パートナーのボーナスの認知度は夫と妻で違う?
「イマドキ夫婦のボーナスと家計管理に関する調査」(Yahoo!リサーチ調べ/一都三県の20歳~59歳既婚男女800人対象/2010年4月16~18日実施)では、夫と妻のボーナス額の認知度を夫と妻別に調査したデータがあります。まず、妻が夫のボーナス額をどのくらい把握しているかを見てみましょう。共働きの妻と専業主婦かによって、少し結果が異なっています。共働き妻の場合、「正確な金額まで知っている」は50.0%ちょっとで半数。「おおよその金額(何万円単位)までは知っている」は32.9%で8割強が夫のボーナス額を把握しているという結果でした。専業主婦の場合、「正確な金額まで知っている」は35.4%で、「おおよその金額までは知っている」は42.4%でした。
専業主婦の方が、家計をしっかり握っているので、共働き妻よりも夫のボーナス額をキチンと把握しているのかと思っていたのですが、「正確な金額まで知っている」と回答した人の割合が共働き妻と比べて15%も低いのには少し驚きました。共働き妻の方が、夫婦2人で家計を支えているという意識が強いので、かえって夫のボーナス額について正確に知りたいと思うのかもしれません。
次に共働き夫が共働き妻のボーナス額をどのくらい把握しているかを見てみましょう。「正確な金額まで知っている」は30.4%、「おおよその金額までは知っている」は52.2%で、8割強が共働き妻のボーナス額を把握しているという結果でした。もうお気づきの方もいると思いますが、パートナーのボーナスを正確な金額まで知っている共働き妻は50.0%であるのに対し、共働き夫は30.4%で約20%という大きな差が出ました。共働き妻はパートナーに正確なボーナス額を聞くけれども、自分のボーナス額は正確に話さないということでしょうか。それとも、共働き夫は共働き妻よりもパートナーのボーナス額への関心は比較的低いということでしょうか。
>>ボーナス時の家計管理はどうしている?