テクノポップ/海外のテクノポップ

中田ヤスタカ好き、少女漫画好きハビエラ・メナ(2ページ目)

「共産テクノ」に続き、「中南米テクノ (Iberoamerican Techno)」の世界を辺境ポップ愛好同志、マツミシンノスケ君を迎えて、始めます。第1回は、絶対的にお勧めする南米の熱風に乗ってやってきたハビエラ・メナ (Javiera Mena)ちゃん! 中田ヤスタカ好き、少女漫画好きの本国チリ、中南米でも人気のエレクトロポップ女子です。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

南米の熱風に乗ってやってきたPrissa

ガイド:
調べていくと、音楽大学の作曲科で学んだハビエラちゃんは、2003年にフランシスカ (Francisca Villela)ちゃんと二人でPrissaというユニットで活動をしていました。まだ初々しさもあるんですが、期待通りのエレクトロポップ。いい意味でのインディー感があったりして、コスも可愛いですね。

Dar (YouTube)

マツミ:
Prissaはデュオということもあって、日本で言うところのバニラビーンズのような佇まいを感じさせます。さしずめ「南米の熱風に乗ってやってきた女の子ユニット」と言ったところでしょうか。

ガイド:
うまいこと言いますね(笑)!

日本人によるジャケ

マツミ:
そして、Prissaの活動からさらに遡った初期の楽曲集『Primeras Composiciones 2000-2003』が、2013年にリリースされていますね。今でこそテクノポップ路線を確固たるものにしているハビエラちゃんですが、この楽曲集は全編アコースティックで、彼女のシンガーソングライターとしての原点を垣間見ることができる作品です。

Primeras Composiciones 2000-2003 (amazon.co.jp)
primerascomposiciounes

Primeras Composiciones 2000-2003


ちなみに刺繍が印象的なジャケット写真は、宗田育子という日本人の女性フォトグラファーによって撮影されたもので、ここでも日本との繋がりがありました。

Young & Wild

ガイド:
映画のサントラ『Joven y Alocada (Young & Wild)』にもハビエラちゃんの曲が使われていて、Jorge Gonzálezがオリジナルの「Amiga Mía」のカヴァーも素晴らしいです。ちなみに映画は、トレイラーだけでも、エロスが爆発しています。ハビエラちゃん自体も、自らのエロスをジャケやPVに惜しげなく使っていますから、南米ガール恐るべし!

Joven y Alocada (SoundCloud)
jovenyalocada

Joven y Alocada


Amiga Mía (YouTube)
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