滝が流れ落ちるさまを裏から見てみませんか?
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遥か高い所からダイナミックに流れ落ちたり、静かに流れるものなど、様々なバリエーションで美しい風景をその場に生み出している滝。マイナスイオンがもたらす癒しの効果でも注目されています。ほとんどの滝は正面から眺めて楽しみますが、国内に数ある滝の中には、流れ落ちる水を裏側から眺められる滝もいくつか存在するのをご存じでしょうか。
今回は裏から眺められる珍しい滝の中から、日本の滝百選にも選ばれている龍頭が滝をご紹介します。他の滝では見ることができない風景に感動できますよ。
神話のふるさとを流れる川の源近くにある龍頭が滝
龍頭が滝(Yahoo! 地図情報)は、島根県雲南市の山間、掛合(かけや)町にあります。日本神話で良く知られるヤマタノオロチ伝説が記された古事記にも登場する一級河川、斐伊川(ひいかわ)の支流、滝谷川にある滝です。山間の清流をさかのぼった先にある龍頭が滝は、雌滝と雄滝の2段の滝からなります。上流にある雄滝が40メートルの落差を、その滝壺から流れる雌滝が30メートルの落差を流れ落ちます。
それぞれの滝の流れる姿の美しさから中国地方を代表する名瀑と言われ、同じ斐伊川の支流にある八重滝とあわせて、龍頭が滝は日本の滝百選に指定されています。
駐車スペースは上流と下流の2ヶ所にあり、下流からは川をさかのぼる形で龍頭が滝への遊歩道を歩いていきます。ちょっとした森林浴を楽しみながら10分ほど歩くと龍頭が滝の雌滝が現れます。
豪快さこそありませんが、岩肌を滑るように流れ落ちる雌滝を見ているだけで、マイナスイオンの効果でしょうか、気持ちが穏やかになるような気がしますね。
雌滝を眺めたら、次は雄滝へ向かいましょう。豪快に流れ落ちる滝の迫力と、裏から眺める珍しい滝の風景は見逃せませんよ。次のページでご紹介します。